トヨタ クラウンスポーツ試乗記・評価 その名の通り、走る楽しさと快適さを凝縮したSUV

 ホイールベースを短縮! 走りにこだわったクラウンスポーツ トヨタは、日本専用モデルだったクラウンを16代目で世界戦略車に昇華させ、ボディタイプも大幅に増やすことを発表している。2022年7月のプレス向け発表会では4車種を参考出品し、報道関係者の度肝を抜いた。そのなかから最初に発売されたのは、3ラウン初となるクロスオーバーだ。これに続いてクラウンスポーツがベールを脱ぎ、2023年11月に販売となっている。その直後に3弾目として正統派の4ドアセダンもリリースされた。トヨタは、すでに…

ホンダ ヴェゼル新車情報・購入ガイド アウトドアテイストの新パッケージ「ハント(HuNT)」投入

 ホンダで2番目に売れているヴェゼルがマイナーチェンジ! ホンダは、2024年春にマイナーモデルチェンジを予定しているコンパクトSUV「ヴェゼル」の情報を一部公開した。ホンダ ヴェゼルは、苦戦中の登録車国内販売を支える重要なモデル。2023年の登録車販売台数ランキングで、ヴェゼルは約5.9万台を販売し14位となった。ホンダの登録車では、フリードに続き2番目に売れているモデル。不振が続くコンパクトカーのフィットより売れている。国内ホンダを支える基幹車種だけに、ヴェゼルのマイナーチェ…

BMW iX1試乗記・評価 高速道路での電費に優れるユニークな電気自動車

 電気自動車に積極的なBMW スポーティな走りのクルマづくりを得意とする、ドイツの老舗自動車メーカーがBMWである。滑らかな直列6気筒エンジンは、多くの伝説を生んだ。そして、21世紀になると大きな変革に挑み、違うスポーティさの魅力も追求するようになる。内燃機関の熟成に努めながら、地球にやさしいパワートレインとは何かを模索するようになったのだ。早い時期にFCV(燃料電池車)を開発。バッテリーEV(電気自動車)にも興味を示した。そして第1弾としてi3を送り出したが、これは生産方式まで…

レクサスNX新車情報・購入ガイド ラグジュアリー系だけでは戦えない? アウトドア仕様の新グレード「オーバートレイル」新投入!

 ニーズの多様化に対応。早くもアウトドアスタイル仕様の「オーバートレイル」を追加 レクサスは、ミドルサイズのSUVである「NX」を一部改良。さらに、新グレードの「オーバートレイル(OVERTRAIL)」を設定し発売を開始した。2代目となる20系新型レクサスNXは、2021年11月に登場。初代NX同様、都会派ラグジュアリーSUVとしての価値を磨き上げた。さらに、2代目20系NXのパワーユニットは、2.5Lハイブリッドをメインとしながら、NX初の2.5L PHEV、2.5Lガソリン、…

日産車雪上、試乗記・評価 雪道でe-4ORCEの実力は?

 高度な姿勢挙動制御で安心・安全な「e-4ORCE」 「技術の日産」がドライバーの操作(ハンドルやブレーキなど)、車両状態(ヨー、ロール、ピッチング)をセンシング、そのデータを解析して姿勢挙動制御に用いた「e-4ORCE」モデルを積極的にアピールしている。このe-4ORCEは、車両挙動センシングとデータの統合制御により瞬時に状況判断を行い、ブレーキの制動力や、BEV(電気自動車)と組み合わせることで前後モーターの駆動力配分を細かくコントロール、クルマを安定方向に導いてくれるシステ…

ホンダZR-V vs 日産エクストレイルを徹底比較・評価! 失敗・後悔しない新車選び

 ZR-V? それともエクストレイル? 失敗・後悔しない選び方 SUVの人気は衰えを知らない。ニーズが多様化しているため、従来のボディサイズだけでカテゴライズできないモデルが出てきている。ホンダZR-V e:HEVのボディサイズは、CセグメントのSUVだが、価格はC/Dセグメントの日産エクストレイルに近い。そこで、ホンダZR-V e:HEVと日産エクストレイルを徹底比較した。クルマ選びで、失敗・後悔しないための参考にして欲しい。ホンダZR-V e:HEVの特徴ホンダZR-V202…

ボルボXC40 リチャージ試乗記・評価 後輪駆動化の恩恵で、よりスッキリ系ハンドリングへ!

 前輪駆動から後輪駆動になったXC40リチャージ トヨタ カローラレビン&スプリンタートレノは、AE86からAE92になったときにFRからFFになった。このように、フルモデルチェンジのタイミングで駆動方式が変更になるのはよくある話だ。しかし、ボルボXC40リチャージは2023年3月のマイナーチェンジで駆動方式をFWDからRWDに変更した。こんなこと前代未聞である。ちょっと話が逸れるが、エンジン車の場合はフロントエンジン-フロントドライブでFFという表現をする。これは、クルマの構成…

ヒョンデ コナ動画・評価 高コスパBEV日本デビュー!

 車名の由来はハワイのコナ! こんにちは、黒木美珠です。今回は、2023年9月に発売された、BEV(電気自動車)ヒョンデ コナ(HYUNDAI KONA)の試乗会に行ってきました!私にとって初のヒョンデ試乗。ヒョンデといえば、昨年アイオニック5(IONIQ 5)が2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。ピクセルデザインを使用した新しそうでどこか懐かしさも感じる独特のデザインが唯一無二の魅力を放っていた印象があります。そして、…

マツダMX-30 Rotary-EV試乗記・評価 まさに、個性の塊!

 MX-30 EVモデル、BEVのトレンドに乗れなかった? 約11年振りにロータリーエンジンが復活ということで、話題になったマツダMX-30ロータリーEV。まさに、マツダの柔軟性あふれる企業風土と強い独自性を象徴する1台だった。そもそも、初期にMX-30の開発には、ロータリーEV(PHEV)が予定されていなかった。マツダは当初、MX-30のガソリン車をベースにしたBEV(電気自動車)を計画。航続距離は、実用200㎞前後(カタログ値WLTCモード256㎞)のシティコミューター的で十…

三菱トライトン新車情報・購入ガイド タフネスさ溢れる漢のピックアップトラック!

 ニッチマーケットに再チャレンジ! 三菱は、1トンピックアップトラックである新型トライトンを2024年2月15日に発売を開始する。新型トライトンは、12年振り日本導入。タイで生産され日本に輸入される。新型トライトンは、1978年に発売された「フォルテ「をルーツとする1トンピックアップトラック。以来45年間で5世代にわたり約570万台を生産、世界約150ヵ国で販売してきた歴史をもつ。12年振り日本導入ということからも分かる通り、日本マーケットでは1トンピックアップトラックの需要はと…