商用&レジャー用にも十分な航続距離254㎞ ホンダは、すでに先行公開されていた新型軽商用EV(電気自動車)新型「N-VAN e:(エヌバン イー)」を10月10日に発売すると発表した。N-VAN e:のベースとなっているのは、車名からも分かると通り、2018年に登場した商用車N-VANだ。このN-VANは「低床大空間」、「ピラーレス大開口」、「フラットフロア」を特徴として登場した。可愛らしいルックスもあり、商用からホビー用途まで、幅広いニーズに対応する軽バンとして高い人気を得ている。N-V…
日産アリアNISMO(ニスモ)試乗記・評価 走りを極めたプレミアムスポーツEV!
アリアの本命!? NISMOがついにデビュー リーフに続くバッテリーEVとして日産が送り出したのがアリアだ。だが、正式発表直後に新型コロナウイルスや半導体不足を理由に新規の受注をストップ。これに工場のトラブルが重なったこともあり、生産計画は大幅な修正を強いられた。期待の「アリアe-4ORCE」も販売が延び延びになってしまった。しかし、3月下旬から全グレードの注文受け付けを再開し、6月にはスポーツモデルのアリアNISMO発売を開始する。アリアNISMOは、電動4WDの「e-4OR…
2024 バンコク国際モーターショーレポート VINFAST編
ベトナム発のビンファスト(VINFAST)もBEVを出展 今回のバンコク国際モーターショーに初出展した注目の自動車メーカーは、ベトナムのビンファスト(VINFAST)だ。コンパクトなハッチバックタイプのBEVからガソリン車、ピックアップトラックなど、さまざまなモデルを展示。タイ市場に対して意欲的に取り組もうとする姿勢がひしひしと伝わってきた。ビンファストVF3は、コンパクトBEVで、全長は3190㎜と日本の軽自動車よりも短く、全幅は5ナンバー車サイズに近い1679㎜、全高が16…
2024 バンコク国際モーターショーレポート Zeekr編
圧倒的な価格競争力をもつBEVメーカー?「Zeekr(ジーカー)」 シャオペンとともに、聞き慣れない自動車メーカーがジーカー(Zeekr)だ。これは、ボルボを買収したことでも知られる中国の吉利汽車(ジーリー汽車)が展開する中国の新能源車(BEV、FCV、PHVなどの新エネルギー車)ブランドだ。シャオペンと歩調を合わせるように、同じ広さのスペースで新規出展してきた。この出展の仕方から見て、表向きはともかく、実際には中国政府から背中を押されてというか、お尻を蹴飛ばされるようにしてバンコク国際モ…
2024 バンコク国際モーターショーレポート シャオペン編
急速充電器にもこだわるシャオペン 今回のバンコク国際モーターショーに、初めて出展した中国メーカーは2社あった。そのうちのひとつシャオペンは、クルマだけでなく“空飛ぶクルマ”も展示していた。シャオペンは、バンコク国際モーターショーの後に開催された北京モーターショーでもエアロHTを出展していた。バンコク版と北京版は異なるモデルのようだが、北京では年内にも発売予定としていたので、いよいよ“空飛ぶクルマ”の時代がやってきそうだが、中国はともかく日本やタイやでは法規上の課題も多く、そう簡…
2024 バンコク国際モーターショーレポート GAC/AION編
テスラを意識? 広州汽車(GAC、AION) 広州汽車は、中国語で新能源車(BEV、FCV、PHVなどの新エネルギー車)に対し、AIONのブランドで展開している。今回のショーには、コンセプトカーとしてハイパーHTを出展していた。やや高めの全高を持つ独特のモデルで、フロントドアは通常のヒンジ式のドアだが、リヤドアはガルウイング式が採用されている。これはパクリとまではいえないにしても、テスラのモデルXを意識したモデルであるのは間違いないだろう。ハイパーHTは、コンセプトモデルながら…
三菱eKクロスEV新車情報・購入ガイド 一部改良で商品力強化!
安全性と利便性を向上させた改良 三菱は、軽EV(電気自動車)のeKクロスEVを一部改良し発売を開始した。三菱eKクロスEVは、2022年6月に販売された軽自動車のEV。日産と三菱の合弁会社であるNMKVにより企画・開発されたモデル。そのため、日産サクラとは姉妹車関係にある。eKクロスEVには、20kWhのバッテリー容量をもつリチウムイオン電池を搭載。180㎞という十分な航続距離を誇る。また、EV化されたことで、軽自動車とは思えない静粛性の高さや力強い加速を誇る、また、低重心化されたことで、…
2024 バンコク国際モーターショーレポート Changan編
独特なキャラをもつモデルが多いChangan(長安汽車) Changanというブランド名で、BEVを展開するのが長安汽車だ。コンパクトで可愛いBEVのルーミンの展示が注目された。全長3200㎜という日本の軽自動車よりも短く全長と5ナンバー車並みの1700㎜の全幅を持つ。フロントにモーターを搭載し、電池容量は3種類の設定があって航続距離が155㎞から300㎞程度まで用意されている。バンコク市内では、富裕層の一家の2台目、3台目のクルマとして娘用にコンパクトなクルマを買うという需要…
2024 バンコク国際モーターショーレポート NETA編
中国のしたたかさを感じさせるメーカー「NETA」 タイの自動車市場で急速に存在感を高めているのがBEV専業の自動車メーカーであるNETAだ。昨年のバンコク国際モーターショーで初出展したときには小さなブースを展開するだけだったが、今回のショーでは日産、マツダ、スズキ、いすゞなどに匹敵するくらいのスペースを確保していた。NETAが存在感を高めているのは、タイのBEV市場で良く売れているためだ。2023年の販売実績は、車種ではNETAのVがBYDのATTO3に次いで2位、タイの自動車…
2024 バンコク国際モーターショーレポート GWN編
存在感を高めてきたGWM(長城汽車) 10年ほど前までは、日本車をコピーしたような外観デザインのクルマを販売することで話題になっていた長城汽車もGWMブランドで海外に進出するようになった。HVやPHV、BEVなどのさまざまな電動化車両をラインナップするようになり、徐々に存在感を高めてきている。長城汽車は2021年に、タイ市場から撤退したGMの工場を買収していて、比較的早くからタイでの生産・販売に取り組んできたメーカーでもある。販売網についても元GMのディーラーをリクルートするな…