オーラNISMOに待望の4WDが新登場! 日産のモータースポーツ活動で培ってきた技術とノウハウを駆使して開発され、送り出されたのがノートオーラNISMOである。デビューから3年足らずの間に2万台を超える販売を記録し、オーラ全体に占めるNISMOの割合は約18%に達した。余勢を駆って仲間に加えたのが、オーラNISMOチューンドe-POWE 4WDだ。気合が入っていることは、FF(前輪駆動)のオーラNISMOと多くの点で差別化を図っていることからも分かる。2021年8月、ノートオー…
BYDシール(SEAL)試乗記・評価 日本勢脅威のスポーツセダン
クーペ風の美しいシルエットをもつシール バッテリーEVの分野でテスラと熾烈なトップ争いを演じているのが中国のBYDだ。2022年夏に日本に参入することを発表し、矢継ぎ早にATTO3とドルフィンを投入した。そして第3弾として送り出したのが、4ドアセダンのシールである。2023年秋に開催されたジャパンモビリティショーに、参考出品の形で展示されていたから見た人も多いだろう。ちなみに車名の「SEAL」は、ドルフィン(イルカ)と同じ海獣で、アザラシのことだ。顔立ちなどからも海…
ヒョンデ アイオニック 5 N(IONIQ 5 N)試乗記・評価 驚異の走りと脅威な価格
ヒョンデの電気自動車アイオニック5に激速スポーツモデル「N」が登場! 2023年以降、海外からも多くのバッテリーEV(BEV)が日本に上陸し、BEV戦国時代の様相を呈している。最初は、ファミリーカー的な性格のBEVばかりだった。だが、バリエーションが増えてくると、徐々にスポーツモデルも発売されるようになる。当然だろう。モーター駆動のBEVは、瞬時にパワーとトルクが立ち上がり、加速は強烈だ。ちょっと手を加えるだけで、バカッ速いホットモデルに生まれ変わる。内燃機関には、古くからバリ…
日産アリアNISMO(ニスモ)試乗記・評価 走りを極めたプレミアムスポーツEV!
アリアの本命!? NISMOがついにデビュー リーフに続くバッテリーEVとして日産が送り出したのがアリアだ。だが、正式発表直後に新型コロナウイルスや半導体不足を理由に新規の受注をストップ。これに工場のトラブルが重なったこともあり、生産計画は大幅な修正を強いられた。期待の「アリアe-4ORCE」も販売が延び延びになってしまった。しかし、3月下旬から全グレードの注文受け付けを再開し、6月にはスポーツモデルのアリアNISMO発売を開始する。アリアNISMOは、電動4WDの「e-4OR…
トヨタ クラウンスポーツ試乗記・評価 その名の通り、走る楽しさと快適さを凝縮したSUV
ホイールベースを短縮! 走りにこだわったクラウンスポーツ トヨタは、日本専用モデルだったクラウンを16代目で世界戦略車に昇華させ、ボディタイプも大幅に増やすことを発表している。2022年7月のプレス向け発表会では4車種を参考出品し、報道関係者の度肝を抜いた。そのなかから最初に発売されたのは、3ラウン初となるクロスオーバーだ。これに続いてクラウンスポーツがベールを脱ぎ、2023年11月に販売となっている。その直後に3弾目として正統派の4ドアセダンもリリースされた。トヨタは、すでに…
BMW iX1試乗記・評価 高速道路での電費に優れるユニークな電気自動車
電気自動車に積極的なBMW スポーティな走りのクルマづくりを得意とする、ドイツの老舗自動車メーカーがBMWである。滑らかな直列6気筒エンジンは、多くの伝説を生んだ。そして、21世紀になると大きな変革に挑み、違うスポーティさの魅力も追求するようになる。内燃機関の熟成に努めながら、地球にやさしいパワートレインとは何かを模索するようになったのだ。早い時期にFCV(燃料電池車)を開発。バッテリーEV(電気自動車)にも興味を示した。そして第1弾としてi3を送り出したが、これは生産方式まで…
フォルクスワーゲン ID.4試乗記・評価 後輪駆動のEVは、雪道にも強い!?
フォルクスワーゲン車、唯一の電気自動車がID.4 フォルクスワーゲン期待のバッテリーEVが「ID.4」だ。2022年11月に日本デビューを飾った。日本で発売されているのは、高性能版のProとリーズナブルな価格設定のLiteの2グレードだ。上級グレードのID.4 Proは、モーターの最高出力が204ps(150kW)/4621〜8000rpmである。バッテリーも77kWhの大容量だ。ベースグレードのLiteは最高出力を170ps(125kW)/3851〜15311rpmに抑え、バ…