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今回紹介する「統計学の極意」(草思社)という本の一番大きな特徴は、数式がまったく出て来ないことです。前半は、統計学の応用について学ぶパートになっています。現実の課題解決に活用されている「事例」に触れながら、統計学について学ぶことから始まります。 最初に紹介されるのは、イギリスの医師ハロルド・シップマンが起こした殺人事件です。ある患者の死後に遺書を調べたところ、改ざんされていることが発覚しました。シ …