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バンコクショー トヨタ カローラクロス

 

タイで圧倒的な存在感をアピールするトヨタ

 

日本車が圧倒的なシェアを持つタイ市場。そんな日本車の中で、圧倒的なシェアを持つのがトヨタだ。ピックアップトラックに関してはいすゞのD-MAXが強く、トヨタのハイラックスが後を追う形ながら、その差は僅差だ。

いすゞには乗用車のラインナップがなく、トヨタにはカローラを筆頭に多くの乗用車もあるため、トータルではトヨタが圧倒する形になる。乗用車に関してはホンダも高いシェアを持つが、ホンダにはピックアップトラックがないのでトータルではトヨタにかなわない。

タイの自動車市場において主役であるトヨタは、前年に比べるとややスペースを縮小したようだが、それでもBMWやBYDと並んで最大級のスペースを確保していた。

 

 

タイでも高い人気を誇るカローラクロス

 

そのメインステージに展示されていたのは、カローラクロスだ。カローラクロスはタイ市場に深く関わっていて、世界で初公開されたのも2020年7月のタイだった。日本での発売は翌年だったから、タイを重視していることが分かる。発表後は2023年末までの3年半で7万台を超える販売するほどの高い人気を集めるモデルとなった。

マイナーチェンジに関しては日本の方が先で、2023年10月に実施されている。タイでは2024年2月に改良モデルの発表があり、今回のショーにもマイナーチェンジ版が出展されていた。ガソリン車とハイブリッド車の設定があるほか、日本には設定のないGRスポーツもタイでは以前からラインナップされている。

物品税がかかるため、ハイブリッドの上級グレードは500万円に近く、GRスポーツは500万円を超えるので、日本に比べてかなり高めの印象だ。

 

トヨタ カローラクロス

バンコクショー トヨタ カローラクロス

 

タイでも進む電動化対策にハイラックスREVO eを投入

 

トヨタは主力モデルのひとつであるピックアップトラックのハイラックスREVOをステージ上に展示したほか、電動化の動きが進むタイ市場に対応してハイラックスREVO eなるBEVも展示していた。

タイの地方都市に行くと、ピックアップトラックの荷台部分を改装して座席にし、乗合自動車として使う例があるが、それがBEVに置き換えられる時代を先取りして展示したものだ。

タイの大観光地であるパタヤでは、ビーチ沿いの道を中心にループ状の一方通行路が構成されて、そこにピックアップトラックベースの乗合自動車が走っている。

フィリピンに置けるジープニーのようなイメージで、定額で自由に乗れる仕組みだ。トヨタは乗合自動車をハイラックスREVO eに置き換えるための実証実験をパタヤの一般公道で始めると表明していた。

もうひとつの注目車種は、トヨタが新興国用に開発しているIMVのピックアップトラック版であるハイラックスチャンプだ。昨年の日本モビリティショーにも参考出品されていたが、タイは主要市場のひとつであるため、荷台に架装してカフェ仕様にするなど、さまざまな仕様のモデルを展示していた。

 

 

トヨタ ハイラックスREVO e

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トヨタ ハイラックスチャンプ

バンコクショー トヨタ ハイラックスチャンプ

 

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