2024年4月27日と28日に行われた人気アーティストAdoの国立競技場のライブが話題になっていました。
2daysで行われたライブはのチケット14万枚は、即日完売で期待されていたのですが
『音響関係がひどすぎて聞こえなかった』と批判殺到。
どこの音響会社が手掛けたのか気になった方も多かったようです。
この記事では、Adoさんの国立競技場のライブの音響会社についてまとめてみました。
Adoの国立競技場のライブが聞こえなくてひどすぎる
国立競技場にて2024年4月27日、28日の2daysで行われたadoさんのライブ「心臓」
ワンマンライブは、B’zの松本孝弘さんのサプライズ登場や初音ミクとのコラブということで大いに盛り上がりました。
選出も評価されており、参加したファンの方の情報によると以下の点がよかったと絶賛。
- Adoのシルエット姿での登場(毎回おなじみ)
- 巨大ビションの映像
- リストバンドライト
- ドローンによる光の演出
- 最後に打ち上げられた花火
ところが、評価される一方で音響システムに関する不評も話題に上がっています。
SNSには、ライブ終了後に音響システムの残念さを投稿されている方も多く具体的に取り上げられていた内容をまとめると以下の点が不満だったようです。
- 音が聞こえない
- ベースドラムのハウリングがひどい
- Adoさんが見えない
毎度、Adoさんは顔出しをされていないということで檻の中から出てこないということは仕方ないことかもしれませんが、音がどの位置からでも聞こえるようにはなっていてほしかったですよね。
実際ライブのチケットも割と高めで、安くても1万円のチケットということで期待して訪れたファンも多かったはず。
さすがにライブに行っているのに音の問題で話題になるなんてやっぱり問題のようの気がします。
音響システムの問題があったのか気になって音響会社について調べてみるとあの大体会社であることがわかりました。
Adoの国立競技場のライブの音響会社はどこ?
国立競技場の音響システムに関しては、パナソニック株式会社さんが手掛けています。
2019年12月21日に完成した国立競技場は、2019年11月30日に音響システムの工事が完了しています。
当時PANASONICさんから通知されていた音響システムに関しては以下のとおりです。
8連式×24基、4連式×14基のラインアレイスピーカーが均一で明瞭な音を伝える。
ラインアレイスピーカー8連式(左)、ラインアレイスピーカー4連式(右)
見る限り最新のシステムでどこにいても聞こえそうなシステムであることがわかります。
ましてや世界からも評価されている会社なわけで、問題が起こったことが不思議でなりまんよね。
実は、このことに関してはPANASONICさんだけの原因ではなくクレームが問題視されている点が関係しているようです。
国立競技場の音響ひどかった理由はクレーム
国立競技場ライブの音響が酷かったとのことですが、じつは隣に三井不動産の「億ション」があり、過去のライブでそこの住民から苦情が殺到したため、制限が厳しくなっています。知人曰く「国立はもうライブではほとんど使えない」。毎年10億円も赤字出しているのですが…https://t.co/XFQaWSrbsk
— ミド建築・都市観測所 (@maekawa_net) April 30, 2024
国立競技場に関しては、近所にある億ション「THE COURT神宮外苑」からのクレームがあったことがわかりました。
ちなみにこちらの物件に関しては2020年1月に国立競技場が完成してすぐに完成した物件になります。
自分の意思で住むことを決めたのにクレームを入れるっておかしいですよね。
ただ問題に関して言えば、マンション側も防音対策などはされていると思われますし、必ずしもこちらのマンションが悪いということではなさそうです。
というのは!
この問題に関しては、国立競技場の予算を削減して騒音対策をしなかったことが関係しているのではないかと思います。
2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の新たな整備計画が28日決まり、総工費の上限が1550億円に定められた。
結局は、1000億円以上も予算を削減して最初に決めたデザインと全く違うものに変更になったのが関係しているように思います。
※最初の国立競技場のデザイン
※完成した国立競技場のデザイン
こちらが当初デザインとして挙げられた写真と実際に完成した国立競技場になります。
最初は、自転車のヘルメットのようなデザインだったのですがなぜかSDGsの観点から木を使うということや天井が丸出しの状態に変更となりました。
これはどう見たって音が外に漏れて苦情がきても仕方ないですよね。
当初の予定のデザイン案でいっていたならもしかしたら今回のような問題は怒らなかったのではないかと考えられます。
つまりなんだかんだいって1000億円以上もの予算削減で、競技以外に使い道が無くなってしまった施設を造ってしまったのが原因ではないかと思いました。
まとめ:Adoのライブの音響システム
Adoさんの国立競技場のライブについての評判は、音響システム以外はかなり評価が高かったです。
しかし、音漏れのことが以前から問題視されていたようで周りの住宅からのクレームにより音が大きく出せなかったというのが背景にあったこと原因のようでした。
そのため、Adoさんも悪くないですし音響システムを担当されたPANASONICさんも悪くないと私は思います。
そもそも、元のデザインで完成していれば使用用途の高い施設として何の問題もなかったのではないかと思いますね。
参考になれたら幸いです。