Snapdragon X CPUを搭載したノートパソコンが続々と登場しており、最新のものはMicrosoft Surface 6とDell Inspiron 14シリーズである。
Microsoft Surface Laptop 6がSnapdragon X CPUを搭載して登場、DellもAI PC分野を狙うInspirionの新モデルを用意
クアルコムの次期CPU「Snapdragon X」を搭載したLenovoとHPのノートPCがリークされるのは以前にも見たことがある。クアルコムは最近、Snapdragon X CPUのラインアップを拡充し、ハイエンドの「X ELITE」デザインに対して、よりメインストリーム向けの「X PLUS」デザインを新たに追加しました。
まず、マイクロソフトのSurface Laptop 6について説明しよう。
どちらのモデルにも、X1E-84-100やX1E-80-100といった上位のSnapdragon X Elite SKUが搭載されます。
グラフィックチップはクアルコムのAdrenoアーキテクチャをベースとし、両モデルともさまざまなメモリとストレージの構成が可能です。
13.5インチモデルには、8~16GBのLPDDR5xメモリと256~512GBのSSD容量が搭載され、15インチモデルには、8~16~32GBのLPDDR5xメモリと256~512~1024GBのSSD容量が搭載されます。
ディスプレイに関しては、Microsoft Surface Laptop 6 13.5インチモデルは最大解像度2256×1504(201 PPI)の13.5インチPixelSenseディスプレイを、15インチモデルは最大解像度2496×1664(201 PPI)の15インチPixel Senseディスプレイを搭載する。
両モデルともアスペクト比は3:2で、Corning Gorilla Glass 5パネルを採用し、最大輝度は400nitとなる。
バッテリー駆動時間は全モデルとも標準的な使用で最大21〜22時間。I/Oは、USB Type-C 4.0(TB4)ポート×2、USB 3.1 Type-Aポート×1、3.5mmヘッドフォンジャック、Surface Connectポートを搭載する。
マイクロソフトSurface Laptop 6の13.5インチモデルのサイズは308x223x16.7mm、重量は1342g、15インチモデルのサイズは340x244x16.9mm、重量は1592gとなる。これらのモデルの価格はまだ詳細が明らかになっていない。
マイクロソフトのSurface Laptop 6のデザインに加え、デルはSnapdragon X Elite CPUを搭載した独自のInspiron 14 Plusラップトップにも取り組んでいる。
Geekbenchのデータベースでは、12コアCPU X1E-80-100と16GBのLPDDR5x DRAMを搭載したモデルが発見されており、特にSnapdragon X Plus CPUを搭載したモデルはさらに増えることが予想される。
現在判明しているSnapdragon X CPU搭載ノートパソコンは以下の通り:
- HP Dragon Snapdragon Edition Business
- レノボYoga Slim 7 14 Snapdragon Edition
- レノボ ThinkPad T14S 「Snapdragon Edition」
- マイクロソフト Surface Pro 10 ラップトップ
- Microsoft Surface Laptop 6
- Dell Inspiron 14 Plus 7441
Microsoft Surface Laptop 6 「Snapdragon X」 CPU仕様リーク(情報源:Jaybokhiria):
Qualcomm Snapdragon X CPUラインナップ:
CPU名 | コア数 | キャッシュ | 2コアブースト / 全コアブースト |
GPU演算性能 | NPU性能 | サポート メモリ |
TDP |
X1E-84-100 | 12 | 42 MB | 4.2 – 3.8 GHz | 4.6 TFLOPs | 45 AI TOPS | LPDDR5x -8448 |
23-80W |
X1E-80-100 | 12 | 42 MB | 4.0 – 3.4 GHz | 3.8 TFLOPs | 45 AI TOPS | LPDDR5x -8448 |
23-80W |
X1E-78-100 | 12 | 42 MB | N/A – 3.4 GHz | 3.8 TFLOPs | 45 AI TOPS | LPDDR5x -8448 |
23-80W |
X1P-64-100 | 10 | 42 MB | N/A – 3.4 GHz | 3.8 TFLOPs | 45 AI TOPS | LPDDR5x -8448 |
10-20W |
解説:
IntelのHTT廃止はARMの影響なのか?
Snapdragonのスペックをよく見てみると、IntelのHTT廃止はARMの影響のように見えます。
Snapdragon XシリーズにはSMTが搭載されていません。
さて、元記事中ではAppleのM3のGPUにはAMDもSnapdragonも勝ててないと書いてあります。
しかし、みなさんご存じの通り、ゲーミングにおいて有効に活用できるGPUとは長い間培ったノウハウのあるGPUということになりますので、ゲームで比較した場合はどうなるのかは未知数だと思います。
Appleの場合、そもそもOSが違うのでなかなかフェアな比較は難しいと思います。
ゲームすることが目的でMacを買う人はなかなかいないと思いますが、Apple専業の環境で難しいことが考えられない人はMacは好い選択肢だと思います。
Windowsは格安で使い物にならない機種も売っていますのでそういうのを買ってしまう方も多いでしょう。
そういう意味であまり初心者や一般人向けではないのかもしれません。
さて、Snapdragon XシリーズはWindowsに旋風を起こすことができるのか?
注目です。
個人的にはSnapdragon X Eliteを使ったベアボーンが出ると面白いかなと思います。
どこかやりませんかね。
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