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>これを受け、母親側は女性らに生じた弁護士費用を負担して和解する意向を示したが、交渉は決裂。女性らは23年1月、母親に計880万円の賠償を求めて提訴した。女性側は、画像は捏造と容易に判断できたとし、「家族間で中傷の投稿をしたか尋ねざるを得ず、平穏な生活を送る権利を侵害された」と主張している。
>母親側は大量の中傷に対応するなかで「捏造には気づけなかった」と説明。代理人弁護士は「SNSの投稿はすぐに削除されることが多く、入手画像から投稿者をたどるしかなかった。入手した当初から捏造かどうか、不信感を抱くのは難しかった」と話す。捏造の事実に争いはなく、二つの裁判では、母親側に賠償責任があるかが焦点になる。