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「博士としての能力を評価してもらえて良かった」。2023年に大手製薬会社に入社した研究員の男性(31)は、約1年間の就職活動を安堵の表情で振り返る。 国立大学大学院の博士課程を修了し、2年間を任期付きの博士研究員(ポスドク)として研究に励んだ。専門は創薬につながる可能性のある「糖たんぱく質」の研究だった。 キャリアパスについて本格的に考え始めたのは、ポスドクになって1年がたった頃だ。ボスの教授か. …