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AIニュース速報

  • ヨーロッパが新たなエクサスケール・スーパーコンピュータ「Alice Recoque」を発表
  • ユリウス・フェルヌの作業名でフランスの科学者にちなんで命名
  • 約544億ユーロの予算、パリ南約40kmの施設に設置
  • 運用は2026年予定、全面稼働は2027年か2028年と予想

エクサスケール・スーパーコンピュータ「Alice Recoque」が、ヨーロッパから正式に発表されました。
フランスのAIの先駆者である科学者の名を冠したこのスーパーコンピュータは、ユリウス・フェルヌという作業名で知られていました。

設置地はフランス原子力庁(CEA)のスーパーコンピューティングセンター、パリから南に約40キロメートルのブリュエール=ル=シャテルです。
費用は約544億ユーロにのぼります。

運用開始は2026年に予定されており、ヨーロッパでのテクノロジーの進化を目指すとEuroHPC JUのアンダース・ダム・イェンセン理事長が述べています。

また、システムはSiPearlのARMベースRhea-2チップを搭載し、後にGPU加速や量子コンピューティングシステムを追加できるmodular設計を採用しています。
同システムは、AIや高精度HPCのために用いられる予定です。

Atosがシステム構築を担当し、AI生成、セキュリティ、気候研究、エネルギー管理など、ヨーロッパの優先事項に対応する設計となっています。

次のエクサスケール・スーパーコンピュータの計画はなく、EuroHPC JUは「ポスト・エクサスケール・システム」への注力を表明。
さらに、量子コンピューティングシステムへの投資を増やし、ヨーロッパ内の29の高性能システムを結びつける動向が見られます。

ヨーロッパは、既存のスーパーコンピュータの大幅なアップグレードも進めており、イェンセン理事長はISCでレオナルドシステムの「非常に大きなアップグレード」を開始すると述べました。

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で、そのエクサスケールってヤツは一体何がすごいの?
544億ユーロってどれくらい凄い金額なの?

えっとね、エクサスケールというのはコンピュータが1秒間に何千兆回も計算できるっていうこと。だから、AIとか気候変動の研究にものすごく役立つわけ。それで、544億ユーロっていうと今のレートだと約7兆円以上。スーパーコンピュータを作るのに相当なお金がかかるってことよ。

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ヨーロッパが凄いスーパーコンピュータ、エクサスケールの「Alice Recoque」を作るってよ。
これが実現すれば、ものすんごい計算速度で色んな研究が加速するんだ。

さっきの544億ユーロ、現金で7兆円以上って聞いたけど、それだけの価値があるんだよ。
なんといっても、AIの発達や気候変動の解析には、こういうパワフルなマシンがないと始まらないからな。

2027年か28年には全面稼働予定で、将来はGPUや量子コンピューターも組み込めるって。
技術の進化には目を見張るものがあるし、ヨーロッパはもう次のステップ、ポスト・エクサスケールにも目を向けてるらしい。

つまり、このスーパーコンピューター、ただの計算機じゃないんだ。
未来をリードする大事な道具なんだよ。