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近年、手足・のど・舌など呼吸に必要な筋肉が衰えていく難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」が増加傾向にある。ALS患者数は世界で約45万6,000人、日本で約1万人と推定されており、毎年1,000人〜2,000人が新たに発症している(参考)。 症状が進行すると、筋肉が思うように動かなくなることで言葉を発しにくくなり、ALS患者が自分の声で家族や周囲の人とコミュニケーションをとることは難しくなる。そこ …