ベトナム発のビンファスト(VINFAST)もBEVを出展
今回のバンコク国際モーターショーに初出展した注目の自動車メーカーは、ベトナムのビンファスト(VINFAST)だ。コンパクトなハッチバックタイプのBEVからガソリン車、ピックアップトラックなど、さまざまなモデルを展示。タイ市場に対して意欲的に取り組もうとする姿勢がひしひしと伝わってきた。
ビンファストVF3は、コンパクトBEVで、全長は3190㎜と日本の軽自動車よりも短く、全幅は5ナンバー車サイズに近い1679㎜、全高が1620㎜というサイズだ。ショーモデルとしてかなり大きなタイヤを履いていたが、実用的な市販車として販売されることになれば、中国車との競合が実現しそうだ。
もう1台のBEVは、SUVモデルのVFe34だ。こちらは全長4300㎜×全幅1768㎜×全高1815㎜というミッドサイズのSUVである。モーターの動力性能は110kW/242Nmというもので、充電性能は27分で70%と表示されていた。最新のADASシステムやインフォテイメントシステムなども搭載するという。
ビンファストのブースでステージ上に展示されていたのは、ピックアップトラックのワイルドだった。このモデルは2024年1月にラスベガスで開催されたCES(コンシュマー・エレクトロニクス・ショー)で世界初公開されている。だが、アジアでは本国でも発表されていないため、バンコク国際モーターショーの会場でアジア初公開となった。
ワイルドは、シャープでスタイリッシュ外観デザインだが、まだ市販車レベルに仕上げられたものではなく、コンセプトカーの域をでない。だが、それだけにピックアップトラックが高い人気を集めるタイでの注目度は抜群で、市販に期待する声が上がっていた。
VINFAST VF3
VINFAST VFe34
VINFAST WILD
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