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環境負荷の増大や世界の飢餓問題などで食品ロスが注目されている中で、政府は食品ロスを2030年度までに2000年度の980万トンからおよそ半減させることを目標にしています。
期限切れなどで廃棄される食品を減らすという狙いから、2025年度中に期限を算定する目安を見直すなど、食品事業者に対し、商品の賞味期限の延長を呼びかけています。

そんな政府の呼びかけに応え、ひかり味噌󠄀で販売している一部味噌󠄀商品について、賞味期限延長についての検討し、一部商品では、2024年10月1日製造分より賞味期限を6ヵ月から12ヵ月へと延長します。

 

味噌󠄀の長期保存で変色しやすくなる?風味が落ちやすくなる?

 

■味噌󠄀は時間が経つにつれ色・風味が変化するもの

 

 

味噌󠄀の色が変化する主な原因は「温度」と「時間」です。
時間が立つと共に、味噌󠄀の原料である大豆や米などに由来するアミノ酸と糖が反応し、「メイラード反応」と呼ばれる現象が起きます。
一般的にに温度が高いほど、また同温度であれば、保存期間が長いほど、色が濃くなっていき、その後も保管方法によっては色は変化します。

 

※メイラード反応とは・・・原料である大豆などのアミノ酸が糖と反応してメラノイジンという物質をつくり、褐変(褐色に変化する)することを指します。

 

■黒くなった味噌󠄀は食べられる?

 

 

全国味噌󠄀工業協同組合連合会は、みそは安全に喫食できる期間が極めて長い食品で、変化こそが味噌󠄀の本来ある姿である¹としています。

発酵食品の味噌󠄀は、賞味期限内でも味は変化します。
保管温度や環境等によって発酵の進み具合は変わりますが、賞味期限が近づくにつれて渋みや酸味が強くなるなど常に変化がつきものです。

 

※¹引用:全国味噌工業協同組合連合会 https://zenmi.jp/data/osirase/misonosyomikigen-gaidorain20180327.pdf

 

■味噌󠄀の色・風味を維持したい方へ!

 

購入後の保存方法:
*未開封でも冷蔵保存がおすすめ
*空気に触れないようにラップで味噌の表面を密着
*味噌󠄀は凍らないため冷凍保存も可能

 

色が黒くなった味噌󠄀の活用レシピ

 

■やみつき味噌󠄀漬け半熟卵

 

 

材料を混ぜた漬けだれにゆで卵を漬け込むだけの簡単レシピです。
とろりと濃厚な半熟卵に漬けだれが絡まり箸が止まらなくなる美味しさです。
ごはんのお供としてはもちろん、おつまみや作り置きにもぴったりです。

 

■材料(3~4人分)

・卵 6個

《A》

・味噌󠄀『円熟こうじみそ』 90g
・水 90ml
・ごま油 大さじ2
・白ごま 大さじ2
・唐辛子 2本分
・砂糖 小さじ1
・ニラ 1/2束(約60g)
・にんにく 1片

 

■作り方

①半熟卵を作る。鍋で卵がしっかり浸かる量のお湯を沸騰させ酢(大さじ1程度)を加えて、卵をそっと入れる。
沸騰させたまま6分半茹でる。茹で上がったらすぐに冷水に取り、冷めたら殻をむく。

②ニラは8mm幅に切る。にんにくはすりおろす。

ポリ袋に《A》とニラとにんにくを入れて揉み混ぜる。卵を加え、ポリ袋の空気を抜いて口を閉じ、ボウル等に乗せて冷蔵庫で半日~1日漬ける。(漬けおく時間は記載の調理時間には含まず)

 

ポイント

・冷蔵で3~4日間ほど保存可能
・余ったタレはお豆腐やご飯にかけて食べるのがおすすめ

 

■味噌󠄀煮込みうどん

 

 

茶色くなった味噌󠄀を活用した煮込みうどんレシピです。みりんで甘みを加えて煮ることで優しい味わいになります。
茶色くなった味噌󠄀の渋みが、煮込みうどんによく合います。

 

■材料(1人分)

・うどん(冷凍) 1玉
・鶏もも肉 1/4枚(約70g)
・油揚げ 1/2枚
・長ネギ 8cm(約15g)
・生しいたけ 2個
・ほうれん草 25g
・卵 1個

《A》

・茶色くなった味噌󠄀 大さじ2
・みりん 大さじ2
・水 350ml

 

■作り方

①鶏もも肉は1口大に切る。油揚げは斜めに切って三角形にする。
長ネギは厚めのななめ切り、ほうれん草は5cm幅に切る。
生しいたけは石付きを切り落とす。

②小さめの土鍋に《A》、鶏もも肉、生しいたけを加えて中火にかけ、沸騰後弱火で3分煮込む。

③うどん、油揚げ、ネギを加え、中央に卵を落として、さらに5分煮込む。
ほうれん草を乗せて火を止め蓋をして余熱でしんなりとさせる。

 

■ブリの味噌󠄀漬け

 

 

茶色くなった味噌󠄀を活用した味噌󠄀漬けレシピです。
しっかりと味噌󠄀が染み込んだブリは白いごはんに合うのはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめです。

 

■材料(2人分)

・ブリ 2切れ

《A》

・茶色くなった味噌 35g
・みりん 大さじ1
・おろし生姜 小さじ2
・サラダ油 小さじ1/2

 

■作り方

①ブリはキッチンペーパーで軽く水分を拭く。《A》を混ぜ合わせる。

②ラップを大きめに広げ、 《A》をブリの大きさに塗り広げ、ブリを乗せる。
さらに上に《A》を塗り、ラップで包む。バットなどに乗せて、冷蔵庫で半日~1日漬ける。

③ブリの表面の味噌󠄀を軽くぬぐい、サラダ油をひいて弱火で熱したフライパンに入れる。
片面3-4分ずつ焼いて完成。

 

ポイント

・漬け込んだブリは冷凍保存も可能。
解凍して同様に焼いてお召し上がりください(冷凍する際は味噌󠄀を拭ってください。)

・ブリ以外にもさわらや鮭等でも美味しくいただける。

 

(情報提供: ひかり味噌󠄀株式会社 PR事務局)