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ASUSのROG Allyハンドヘルド機がAMDのFluid Motion Frames (AFMF)テクノロジーを搭載し、Ryzen Z1 APUで優れたパフォーマンスを実現。

ASUSのROG Allyハンドヘルド機とAMDのFluid Motion Framesテクノロジーとの組み合わせは実に見事で、ゲームのFPSが向上した

ハンドヘルド・デバイスは、AMDやNVIDIAのデスクトップPCのようなネイティブ・ドライバを搭載していないため、AMD Fluid Motion Framesのような新機能のサポートが遅れている。

しかし、ASUSは、新しいドライバアップデートを通じて、Fluid Motion Framesを搭載したROG Allyハンドヘルドでの体験を強化することを決定したようだ。

AMDのAFMFの搭載は、ASUSのiGPUおよびACSEドライバーのアップデートを通じて行われる:

 

AMD Fluid Motion Frames (AFMF)がROG Allyで利用可能になることをお知らせします!明日(4月25日)のiGPUドライバとACSEアップデートには、この新機能を使用するために必要なすべてが含まれています。AMDソフトウェアを開き、「Gaming(ゲーム)」>「Graphics(グラフィックス)」でAMD Fluid Motion Framesをオンに切り替えるだけです。AFMFはまだコマンドセンターでは利用できませんが、さらに統合を進めています。

ACSE 1.4.13

  • ゲームライブラリの表示速度を向上。
  • AFMF使用時のリアルタイムモニターのオーバーレイに情報を追加しました。
  • アップデートセンターでAMDグラフィックカードのドライバアップデートがタイムアウトになることがあるという散発的な問題を解決しました。
  • キーマップ機能を拡張し、トリガーキーとしてのキーの割り当てをサポート(MCU v317以降が必要)。例えば、M1ボタンを左トリガーとして割り当てることができます。

MCU 317

  • トリガー・キーとしてのキーの割り当てをサポートする拡張キーマップ機能(ACSE 1.4.13以降が必要)。例えば、M1ボタンを左トリガーとして割り当てることができます。

iGPUドライバ V31.0.24027.1012

  • バグフィックス:ファイナルファンタジーX HDリマスターのプレイ中に、特定のテクスチャが見えなくなることがある問題を修正。
  • AMD Fluid Motion Frames (AFMF)のサポートを追加。(AMDリファレンス: AMD Fluid Motion Frames)

Asus Hotplug Controller 3.0.0

  • Asus Hotplug Controllerの安定性が向上しました。

AMDのFluid Motion Frames (AFMF)の機能を簡単に説明すると、ドライバー側でフレーム補間またはフレーム生成を実装することで、可能な限り多くの「フレーム/秒」を絞り出す技術です。

AMD Fluid Motion Framesを使用すると、DX12およびDX11 APIに基づくさまざまなゲームでFPSの向上を楽しむことができます。

AMDによれば、AFMFは平均性能に97%もの驚異的な向上をもたらすことが知られているため、AFMFはハンドヘルド機にとって嬉しい機能だ。

デスクトップやラップトップに比べて比較的コンパクトなASUS ROG Allyにとって、AFMFはゲームをまったく新しいレベルに引き上げることは間違いない。

ASUSのROG Allyは、Fluid Motion Framesのサポートを受けた最初のハンドヘルド機であり、他のデバイスでも同様にサポートされることを期待したい。

ソース:wccftech – ASUS ROG Ally Gets AMD Fluid Motion Frames Technology For Faster Handheld Gaming FPS

 

 

 

 

解説:

ROG AllyにAFMFが実装

いささか遅い感じがしますが、ROG Allyにフレーム生成が実装されたようです。

これでハンドヘルドのゲーム機としては世界初、フレーム生成が実装されたという栄誉が与えられるということになります。

これは大きいですね。

それでもNVIDIAに対してはかなり遅れています。

NVIDIAもSwitch2でDLSS3を実装するとされていますが、こちらはプラットフォーマーではないがゆえにそのタイミングを選ぶことができず、AMDの後塵を拝しています。

AFMFはAI由来の技術ではありませんので、Switch2が出れば、AIを使ったフレーム生成でハンドヘルド機としては世界初ということになるのでしょう。

 

一方でIntelのCore Ultraも搭載機は出ていますが普及しているとはいいがたい状況です。

ドライバの出来やフレーム生成の有無など細かい点で見ればやはりAMD製品のほうがいくつか進んでいる点があるという感じではないでしょうか。

ARC A700シリーズの状況をみると、ここでIntle搭載機を選ぶのはかなり勇気のいる選択でしょう。

ARM Windows以降にNVIDIAが搭載機(SoC)を出すのかどうかは気になるところですが、もし仮に出すとしたら多少高くてもそちらを選ぶ人は多いと思いますし、一気に市場を席巻するかもしれません。

 

 

 

 

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