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一緒にいた部隊14人は全員死んだ。ロシア人の増援が来たがすぐ全員死んだ、ど素人だったせいだ。それでも上官はまた突撃しろと命じてくる。全ての地下室に死体がある、敵兵のもある、酷い臭いだ。市街戦はドアから手榴弾を放り込んで突入なんてのを映画で見るだろ?現実は全く違う、敵は全く容赦がない、徹甲弾で壁ごと撃ち抜いて来る、滅茶苦茶だ、殺意が普通じゃない。とにかく敵ドローンの数がやばすぎる、偵察機が1、2機飛んできたら攻撃が始まる、そうしたら伏せて祈るしかない。夜は建物ごと吹っ飛ばしてくるし、昼は小型機が窓から入ってくる。敵の情報収集は優秀だ、戦車が援護に来てもすぐに察知されドローン弾が2、3発飛んできてすぐに破壊される。インド人、ネパール人、キューバ人が居る、みんなすぐ逃げる、ここじゃ誰も信用できない、すぐに裏切る、キューバ人は仮病で戦わない。小黒(黒人兵のあだ名)はついてくるが、危ないとさっさと逃げる、心底怯えている。俺は爆弾で吹っ飛ばされたがボディーアーマーのお陰で助かった、療養中だ。小黒は腕と脚をやられた、腕のいい外科医が居なけりゃ脚は切断だろう。あとロシア人とネパール人が生還した、ネパール人も4ヶ所に破片を受けている、インド人が2人いる部隊が増援で行ったが帰ってこない。