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「キッザニア東京」(東京都江東区)では 8月 23日(金)から 8月 29日(木)まで「ぐっすりウィーク」(以下 イベント)を開催し、期間限定「睡眠研究所」パビリオンをオープンしています。
イベントは、こども達が睡眠に関する知識を深め、睡眠への意識や行動を見直し、健康で前向きな生活を送るきっかけとなることを目的として、西川と、キッザニアの企画・運営を行う KCJ GROUPが実施。
イベント初日となる 8月 23日には取材会が開催され、小学校 4~5年生のこども 4名が「睡眠研究者」の仕事を体験しました。

 

 

白衣(ユニフォーム)を身に着けたこども達は、まず睡眠の大切さや良質な睡眠に適した環境について、科学的な視点から学びます。

つぎに、体内時計と呼ばれる身体のリズムを規則正しく保つための過ごし方を、クイズ形式で考えました。
そのあと、良質な睡眠に適した環境の一つである香りについて、3 種類の香りをその効果とともに学びながら、嗅ぎ比べを行いました。

 

 

続いて、こども達は 2 名 1 組に分かれて、睡眠環境を構成する要素の中から、寝具に着目し、マットレスと枕について順番に学びます。

 

 

最初に、マットレスでは眠りの質の向上に関わる体圧分散について体感しました。

普通のマットレス(B)と体圧分散されるマットレス(A)にそれぞれ実際に横になり、自分自身の体圧分散の様子をモニターで観察すると、体圧のかかり方が異なることに気付くこども達。

 

 

モニター上で赤く見える部分に体圧が強くかかっていることを、とスーパーバイザー(キッザニアでこどもの体験をサポートするスタッフ)が説明すると、「Bは腰の部分が赤いが、Aは赤い部分があまり見られない」と違いに驚いていました。

 

 

枕については、自分に合った高さや素材があることを体感します。
まず、後頭部から肩にかけてのカーブを計測し、自身に適した枕の高さが「高い」か「低い」かについて学びます。続いて、枕に使われる素材について、さまざまな種類があることを学びます。

 

 

アクティビティでは、4 つの素材(ウレタン・粒わた・弾力のある素材でできたパイプ・そば殻風のパイプ)を触り、柔らかさや弾力の違いを体感し、自分の好きな素材をレポートに記入します。

最後にレポートを完成させたこども達は、認定証をもらい、誇らしげな表情を浮かべながら、「枕に使われる素材を 4 種類触って比べるのが面白かった」、「マットレスの硬さや枕の高さは、人によって合う寝具が違うことを知ることができた」など感想を述べました。

 

西川株式会社 代表取締役 社長執行役員 COO 菅野 達志さんのコメント:
現在、睡眠に関する関心は社会的に高まっており、特に大人の睡眠については、社員のウェルネスに着目する企業が出てきたり、スポーツパフォーマンスへの効果がニュース化したりと、話題になっている。その一方で、こどもの睡眠については、本来取ることが望ましい睡眠時間に対し、実際の睡眠時間が不足している問題があるものの、睡眠力(眠る力)が高いがために気付かれにくいという課題感がある。
これまでも学校に出向いてのセミナーなど、さまざまな啓蒙活動を行ってきた。
キッザニアはこども達が職業体験をすることで、大人や自身の将来に関する興味を広げる場所であり、親和性が高いとして今回の出展に至った。
新学期目前の夏休み後半のタイミングで、イベントを体験することにより、家族で睡眠にもっと向き合うきっかけになることを願っている。

 

KCJ GROUP 株式会社 イベント企画担当 荊木陽子さんのコメント:
自分自身が睡眠の重要性を理解していても、眠りの質についてはそこまで意識できていなかった。
こども達も知識としては睡眠の重要性を理解していても、実際に行動に起こせていないかもしれない、というところから、「睡眠研究所」パビリオンについては、実際に五感で体感しながら、良質な眠りについて学べるようなアクティビティづくりを意識した。
また、普段こども達の睡眠環境は保護者の方によって整えられていることが多いと思う。
体験を通して、こども達が睡眠環境にいろんな選択肢があることを知り、家族で一緒に、それぞれに合ったものをえらぶ楽しさを感じてもらえたら嬉しい。
さらに今回は睡眠環境がテーマであったが、それ以外にも日常生活の中で、当たり前だと思っていた物事にフォーカスすることで、疑問を感じたり新たな発見が見つかる、という経験をこれからもたくさん重ねてほしい。

 

 

また、イベント期間中、“睡眠に関するクイズラリー”や常設パビリオンでイベントにちなんだアクティビティも実施しています。
※すべてのアクティビティは 3 歳~15 歳のこどもが体験できます。

 

イベントの詳細: https://www.kidzania.jp/tokyo/news/15941