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>テレビCMの効果もあってか、最近のティームーのダウンロード数は連日、上位にランクインしている。月間利用者数はこの1年で5倍以上に拡大し、24年2月時点で7000万人を超えた。米中対立は続いている。中国企業の市場参入を嫌う米国で快進撃を続けられるのはなぜか。
>まず、ティームーを運営するPDDホールディングス(HD)が非中国を装っていることだ。中国・上海発祥でありながら23年に本籍をアイルランドに移し、中国で展開する同様のサイトとは別名を付けて「米国発」をうたう。中国国内ではあえて存在感を消し、本社をシンガポールに置く衣料品ネット通販のSHEIN(シーイン)と同じだ。多様な人種が暮らす米国では「中国人が経営者だから中国企業だ」とすれば、人種差別になる。この習慣を逆手に取っている。