新車購入で後悔・失敗しないためのインプレッサとカローラスポーツ比較・評価
空前のSUVブームにより、セダンと同様に存在感が薄くなっているCセグメントの5ドアハッチバックモデル。しかし、オンロードでの優れた走行性能は、SUVを上回る。また、コンパクトモデルらしく扱いやすいのも特徴。居住性や積載性なども含め、バランスが取れたモデルでもある。
そんなCセグメント5ドアハッチバックの人気車であるスバル インプレッサが、2023年4月にフルモデルチェンジ。同カテゴリーのトヨタ カローラスポーツも2022年10月にマイナーチェンジしたばかり。
そこで、スバル インプレッサとトヨタ カローラスポーツを徹底比較。購入に失敗・後悔しないためにクルマ選びに役立ててほしい。
スバル インプレッサの特徴
現行型のスバル インプレッサ(GU系)は2023年1月に公開され、4月の価格発表と同時に販売が開始された。旧型で採用されていた「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」をさらに進化させている。さらにフルインナーフレーム構造の採用をはじめ、構造用接着材の適用拡大、サスペンション取付部の剛性向上を実施した。その結果、旧型をさらに上回る高いレベルの動的質感を実現している。
高い評価を得ている先進安全装備のアイサイトは、新型カメラユニットを採用している。画角は従来型の約2倍と、大幅に拡大した。画像認識ソフトや制御ソフトを改良することで、より広く遠い範囲まで認識できるようになっている。
追加された単眼カメラは、低速走行時に新型ステレオカメラよりも広角に撮影することが可能で、かつ二輪車・歩行者を認識できる。プリクラッシュセーフティで対応できるシチュエーションを拡大し、大幅に性能を向上させている。
搭載されているパワートレインは、2.0Lエンジン+CVTと、e-BOXERという2.0Lエンジン+モーター+CVTの2種類だ。駆動方式は全グレードで2WDと4WDを選ぶことができる。
トヨタ カローラスポーツの特徴
現行型トヨタ カローラスポーツは、新世代ベーシックカーとして2018年6月に登場した。最大の特徴は全車に搭載された車載通信機によって可能となる「コネクテッド」とクルマ本来の楽しさを融合した、新しいモビリティライフの提案を行うことだ。
TNGAプラットフォームを採用したカローラスポーツは、低重心でワイドなスポーティシルエットを持つ。トレッドを拡大し、タイヤを外側に出すなど踏ん張り感のあるスタイリングが特徴的だ。
現在搭載されているパワートレインは、1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムと2.0Lエンジン+CVTの2種類だ。以前は1.2LターボエンジンやMT車も設定されていた。駆動方式は全車2WDのみとなっている。
予防安全パッケージの「トヨタセーフティセンス」は全車に標準装備だ。2022年10月のマイナーチェンジ以降、運転支援システムは第2世代へと進化しており、従来の機能に加え、夜間の歩行者検知や昼間の自転車運転者検知も可能となっている。
また、カローラスポーツは車載通信機DCMを全車に搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けることができる「eケアサービス」をはじめ、「LINEマイカーアカウント」をはじめとしたコネクテッド機能を搭載している。
ハイブリッドの燃費は優秀。だが、2WD車しか選べないカローラスポーツ
1.燃費比較
インプレッサの評価は3.0
カローラスポーツの評価は4.5
スバル インプレッサの燃費は以下の通りだ(WLTCモード)。
FF | 4WD | |
2.0Lガソリンe-BOXER | 16.6km/L | 16.0km/L |
2.0Lガソリン | 14.0km/L | 13.6km/L |
トヨタ カローラスポーツの燃費は以下の通りだ(WLTCモード)。
FF | 4WD | |
1.8Lハイブリッド | 27.2~30.0km/L | – |
2.0Lガソリン | 17.2~18.3km/L | – |
インプレッサとカローラスポーツでは、燃費性能に大きな差が出ている。要因はシステムの違いだ。
カローラスポーツは2モーター式フルハイブリッドシステムを採用。対するインプレッサは、シンプルな1モーター式ハイブリッドを採用しており、エンジンがメインでモーターはアシストとして使う。
同じハイブリッド車とはいえ、これだけ燃費差があると、燃費重視という人だと、インプレッサのe-BOXERは選びにくい。
また、ガソリン車同士の比較でもカローラスポーツの燃費が大きくリードしている。
だが、カローラスポーツのガソリン車には、アイドリングストップ機能が装備されていない。アイドリングストップ機能があれば、さらに優れた燃費値なることが予想できるだけに惜しい。
また駆動方式は、インプレッサが全グレードで2WD(FF)と4WDを選択できるのに対して、カローラスポーツはガソリン車、ハイブリッド車ともに2WD(FF)しか選べない。燃費性能では上回るカローラスポーツだが、降雪地では苦戦を強いられそうだ。
駆動方式や装備差を考慮すると価格は拮抗
2.価格比較
インプレッサの評価は4.5
カローラスポーツの評価は4.0
スバル インプレッサとトヨタ カローラスポーツの最上級グレードの価格は下記の通りだ。
スバル インプレッサST-H 4WD | 3,212,000円 |
トヨタ カローラスポーツ HV G“Z” 2WD | 2,890,000円 |
最上級グレード同士を比較すると、インプレッサの方が約322,000円高額だ。これは駆動方式が4WDと2WDの差によるものだ。
インプレッサST-H を2WDとすると2,992,000円となり、価格差は約10万円となる。燃費差を考えるとカローラスポーツにメリットを感じる。
インプレッサST-H 4WDに標準装備でカローラスポーツ HV G“Z” 2WDに装着されていない装備は以下の通りだ。
- ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト
- ドライバーモニタリングシステム
- 運転席&助手席パワーシート
- パドルシフト
対するカローラスポーツ HV G“Z” 2WDに標準装備でインプレッサST-H 4WDに装着されていない装備は以下の通りだ。
- AC100V・1500Wアクセサリーコンセント(オプション)
- ナノイーX(オプション)
- ドライブレコーダー
インプレッサはモデルが新しいこともあり、運転支援機能がフルで標準装備となっているに対し、カローラスポーツは一部オプションとなっている。
カローラスポーツハイブリッドは、フルハイブリッドシステムを活かしたAC100V・1500Wアクセサリーコンセントをオプション設定している。家庭用電気機器を屋外で使用できるため、アウトドアで家電製品が使えるようになる。さらに災害で停電になった時、スマートフォンの充電はもちろん、電子レンジや炊飯器、給湯器などが使えるなど、給電車としてのメリットもある。また、世相を反映してドライブレコーダーも標準装備だ。
一方、インプレッサは装備の充実度が光る
- 運転席&助手席パワーシート…正確なドライビングポジションを設定できる
- パドルシフト…ドライバーの思いのままにシフトチェンジが行える
- ドライバーモニタリングシステム…ドライバーの疲労などを感知する
ボディサイズがほぼ互角のインプレッサとカローラスポーツ。スバル インプレッサの最上級グレードであるST-H 4WDとトヨタ カローラスポーツの最上級グレード、 HV G“Z” 2WD の価格差は、約32万2000円だ。この差は一見大きく見えるが、駆動方式の差や装備の違いを考えると、とインプレッサが高いわけではない。同じ2WD同士ではこの価格差が約10万円まで縮んでしまうのだ。
インプレッサは装備が充実しており、カローラスポーツは燃費性能に優れている。
カローラスポーツに若干の期待あり!
3.購入時の値引き術
インプレッサの評価は3.5
カローラスポーツの評価は4.0
インプレッサは、2023年4月に登場したばかりのフレッシュなモデルのため、値引き交渉はかなり厳しい。値引きの目標額は15万~17万円といったところだ。インプレッサと競合させて効果的なのは、マツダ3ファストバックだ。
直接のライバルとなるマツダ3ファストバックは、モデル後期に入っている。ただ、マツダは、値引き抑制戦略を続けているため、それほど値引き額は大きくない。が、しっかりと競合させることが重要だ。
カローラスポーツは、モデル後期に入ったこともあり、値引き額の目標は25万円程度といわれている。ただし、競合しないと10万円前後になる可能性が高いので注意が必要だ。
アプローチは異なるがどちらもスポーティ感を演出するデザイン
4.デザイン比較
インプレッサの評価は3.5
カローラスポーツの評価は3.5
スバル インプレッサとトヨタ カローラスポーツは、ともにブランドのデザインを表現しているモデルだ。一目でどのブランドのクルマかわかるのが特徴となっている。
インプレッサは最新モデルゆえに、スバル最新のデザインを採用している。カローラスポーツは登場してすでに5年が経過しており、最新のトレンドからは外れているが、全く色褪せていない。
一目でスバル車とわかるフロントマスクを採用するインプレッサ
GU系インプレッサのデザインコンセプトは「Dynamic×Solid」を進化させた「BOLDER」を取り入れ、「アスリートのような逞しさを感じさせる、シャープで躍動的なエクステリア」だ。力強さを感じさせる造形により「逞しさ」を表現するとともに、引き締まった鋭いシェイプで「シャープなスタイリング」を表現している。
逞しさは大型ヘキサゴングリルから始まる立体的なフロントフェイスや絞り込まれた軽快なキャビンと走りの良さを感じさせるワイドなフェンダーで表現している。シャープさは機敏な走りを想起させる前傾姿勢や、引き締まったスピード感のある鋭いシェイプによって表した。
インプレッサのフロントビューはワイド感を強調したデザインを採用した、踏ん張り感のあるプロポーションだ。シャープで前進感をイメージさせるディテール造形は、アスリートを思わせる逞しさを表現している。
カローラスポーツはキーンルックという鋭い顔つきが特徴
カローラスポーツはTNGAプラットフォームを採用し、低重心でワイドなスポーティシルエットを実現している。トレッドを拡大しタイヤを外側に出されている、踏ん張り感のあるスタイルが特徴だ。
フロントは、低く抑えたフード、アッパーグリルから連続する切れ長のヘッドランプによりワイド&ローを強調している。また、サイドからリアにかけては、ダイナミックな造形と躍動感あふれるスタイルを表現している。
リアのコンビネーションランプはヘッドランプと同様、切れ長でシャープな光を放つ。精悍なリアビューを印象づけている。
室内の広さはインプレッサだが、荷室はカローラスポーツに軍配
5.室内空間と使い勝手
インプレッサの評価は3.5
カローラスポーツの評価は4.0
スバル インプレッサとトヨタ カローラスポーツHVのボディサイズ、ホイールベース、荷室容量は以下のとおりだ。
【インプレッサST-H 4WD】
全長×全幅×全高 | 4,475mm×1,780mm×1,515mm |
ホイールベース | 2,670mm |
荷室容量 | 315L |
【カローラスポーツハイブリッドG “Z”】
全長×全幅×全高 | 4,375mm×1,790mm×1,460mm |
ホイールベース | 2,640mm |
荷室容量 | 352L |
インプレッサのほうが室内スペースは広く、全長100mm、ホイールベースでも30mm上回っている。また、全高も55mm高いので、開放感も感じられるはずだ。
特に違いが出るのはリアシートの居住性で、インプレッサのほうがヘッドクリアランスだけでなくニースペースにも余裕がある。
e-BOXERを搭載したインプレッサの荷室容量は315Lだ。一方のカローラスポーツはハイブリッドモデルでも352Lとインプレッサを上回っている。さらに、4:2:4分割アジャスタブルデッキボードを用意し、乗せる荷物に応じて荷室床面の高さを2段階に調節可能と、利便性の高さが光る。
リアシートは、インプレッサ、カローラスポーツともに6:4の分割可倒式だ。倒した際にはフラットな床面になるように工夫されているので、使い勝手は抜群だ。
アイサイトを核とした先進の運転支援機能が充実しているインプレッサ
6.安全装備&運転支援機能
インプレッサの評価は4.5
カローラスポーツの評価は4.0
スバル インプレッサとトヨタ カローラスポーツの運転支援機能を含めた予防安全装備は、及第点以上のレベルに達している。中でもスバル インプレッサはクラストップレベルと言える充実ぶりだ。
トヨタ カローラスポーツは、スバル インプレッサで標準装備となっている以下の支援機能が最上級グレードでもオプションだ。
- ブラインドスポットモニター
- パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
スバル インプレッサは、進化した新世代アイサイトを採用している。広範囲を見渡せるステレオカメラと超広角の単眼カメラによって“3つの目”に進化した最新のシステムで、アイサイト史上最高の安全性能を実現した。事故が起こりやすい交差点での認識性能を高めている。
さらに、スバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援システム)はST-G以上に標準装備している。これは後方から近づいてくる車両をドライバーに知らせる機能だ。ドアミラーからは見えにくい場所にいる車両を検知し、車線変更時に衝突の危険がある場合にはドアミラー内側のLEDインジケーターや警報音で注意を促してくれる。
このスバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援システム)に該当するブラインドスポットモニター(BSM)+安心降車アシスト(SEA)とパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)がカローラスポーツは最上級グレードでもオプションとなっているのが残念なポイントだ。
双方の自動ブレーキは昼夜の歩行者に加えて、昼夜の自転車運転者、昼間の自動二輪車を検知可能だ。さらに追従走行が可能なレーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストなどはほぼ互角のレベルといえる。
安全装備の過信は禁物だが、オプション装備をわざわざ装着しようというユーザーは多くはない。したがってメーカーが全車標準装備とするのが望ましい。その点スバル インプレッサは上級グレードを選べば、運転支援機能が全車標準装備となっているので、ユーザーの更なる出費が不要な点も高く評価できる。
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安定感の高さならインプレッサ、軽快な走りを求めるならカローラスポーツ
7.走行性能の比較
インプレッサの評価は3.5
カローラスポーツの評価は4.5
スバル インプレッサのエンジンの最高出力、最大トルク、車両重量は以下のとおりだ。
最高出力 | 最大トルク | 車両重量 | |
2.0Lガソリン | 154ps | 193Nm | 1,420kg(ST 4WD) |
2.0Le-BOXER(ハイブリッド) | 145ps+13.6ps(モーター) | 188Nm+65Nm(モーター) | 1,580kg(ST-H 4WD) |
トヨタ カローラスポーツハイブリッドのエンジンの最高出力、最大トルク、車両重量は以下のとおりだ。
最高出力 | 最大トルク | 車両重量 | |
ハイブリッド車 | 140ps | – | 1,390kg(ハイブリッドGZ FF) |
2.0Lガソリン車 | 170ps | 202Nm | 1,380㎏(GZ FF) |
インプレッサの2.0L e-BOXERとカローラスポーツの1.8Lハイブリッドの最大出力は約19psもの差がついた。FF車同士の比較では、インプレッサの方がパワフルだ。インプレッサの4WDだと、少し車重が重くなる影響もあり、カローラスポーツと同等レベルといえる。
カローラスポーツは、2022年に大幅マイナーチェンジを行い、1.8Lハイブリッドシステムを刷新し大幅にパワーアップした。よりモーターの存在感が強くなったことで、低・中速域ではインプレッサより力強さを感じる。
そして、このマイナーチェンジでガソリン車は、従来の1.8Lから2.0Lに変更された。高回転型の170psを誇るエンジンが搭載され、とてもパワフルな走りが可能となった。単純な速さの比較では、この2.0Lガソリンエンジン搭載車が一歩抜け出している。
FF車だが、リアサスペンションの味付けが絶品のカローラスポーツ
インプレッサは全グレードで2WDと4WDの駆動方式を選ぶことができるが、カローラスポーツは2WDのみだ。インプレッサは4WDが安定志向で、2WDは軽快な走りが特徴となっている。
プラットフォームやサスペンションなどは、先代インプレッサからのキャリーオーバーだ。しかし、ボディ剛性やサスペンション取り付け部の剛性アップ、2ピニオン電動パワーステアリングの採用など、細部に渡り進化している。その結果、しなやかなフットワークとコントローラブルな運動性能を手に入れた。
特に4WD車の安定感は抜群だ。瞬時に前後のトルク配分を的確に行い、車両を安定させてくれる。雪道など、滑りやすい道での安心感は圧倒的に高い。
カローラスポーツの2WDは軽快さと高い安定感を両立した走りが特徴的だ。特に絶品なのが、リアサスペンションの味付けだ。
駆動と操舵を前輪ですべて行うFF(前輪駆動)なのだが、ドライバーにリアタイヤのインフォメーションがよく伝わってくる。接地感などがわかりやすいので、非常に運転しやすいのが特徴だ。
特にワインディングなどを走行すると軽い車両重量を活かした軽快さが際立ってくる。リアのダブルウィッシュボーン式サスペンションの安定感が高いため、どんなスキルの人が乗っても楽しく、安全に走行できる。
乗り心地は、しなやかさが際立つインプレッサに対し、カローラスポーツはやや硬めでタイヤのゴツゴツ感が伝わってくるタイプだ。
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リセールバリューは両車ともにカテゴリーによる不安要素あり
8.リセールバリュー
インプレッサの評価は3.5
カローラスポーツの評価は3.5
インプレッサやカローラスポーツが属する5ドアハッチバックというカテゴリーは、固定ファンはいるものの、最近ではやや低迷気味だ。実際にインプレッサよりもインプレッサをベースとしたコンパクトSUVのクロストレックのほうが人気車種となっている。
したがって、インプレッサ、カローラスポーツともにリセールバリューには不安がある。だが両車には強みがある。カローラスポーツは優れた燃費性能を発揮するハイブリッド、インプレッサには高い安全性能と降雪地で抜群の信頼を得ている4WDだ。
この2モデルを選ぶ場合は、価格で選ぶのではなく、インプレッサならば4WD。カローラスポーツならハイブリッドというストロングポイントで選んだ方が、高いリセールバリューも期待できる。
その上で、より高いリセールバリューが期待できるグレードは、インプレッサなら豪華仕様のST-Hの4WDと予想できる。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイやパワーシートを標準装備されている。
カローラスポーツで高リセールバリューが期待できるのは、超低燃費を誇るハイブリッドの最上級グレードのハイブリッドGZだ。12.3インチインフォメーションディスプレイ、シートヒーター、18インチアルミホイールなどが標準装備されている。
まとめ・総合評価
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