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>不要電波を出す直接の原因とされるのは太陽光パネルで発電した電気(直流電流)を家庭用電気(交流電流)に変換する「パワーコンディショナー(パワコン)」だ。
>総務省は設置者による対策の1つとして、国際規格「CISPR(シスプル)11第6.2版」に適合したとの認証を受けた装置を使うよう勧めている。CISPRの基準に適合していれば不要電波の強度が一定値以下となることが確認されているため、障害を発生させる可能性を抑えられる。
>CISPRは国際規格であり、日本国内で強制力を持たない。ただし、一般財団法人の電気安全環境研究所(JET)が検査する「系統連系保護装置等認証」はCISPR11第6.2版への適合を確認しており、適合する場合は認証の証明書にその旨が記載される。系統連系保護とは電源を安定した状態で接続するために必要な機能のこと。同認証を受けていると、太陽光発電で得た電力を売買するときに送配電業者と交わす協議において、個別の性能確認試験などを省略できることから、多くのパワコンが取得しているという(略)CISPR以外の対策としては(略)パワコンの直流線に高周波のフェライトコアを挿入したところ、放射ノイズが低減されたという。