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過度な食欲を抑制する「GLP-1受容体作動薬」という種類の肥満症薬が世界各国で大ヒットしている。その筆頭はデンマークの製薬大手ノボノルディスクの「セマグルチド(商品名ウゴービ)」だ。この薬が脳に働きかける詳しいしくみの解明が進むにつれ、様々な依存症の根底に共通のしくみが関わる様子が見えてきた。酒やタバコなど幅広い依存症の治療にこの薬が有効な可能性があり、新たな研究が始まっている。 GLP-1は食物 …