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>それによりますと、首里城の入り口付近にあり、世界文化遺産に登録されている石門近くの地表からおよそ4メートルの地中で、「第1坑口」と呼ばれる出入り口を発見したということです。出入り口は、作戦室などがあったとされる司令部壕の中枢部につながっていて、これまでのアメリカ軍や県などの調査では確認されていませんでした。
>当時、アメリカ軍に包囲された第32軍は、この壕を放棄して多くの住民が避難する沖縄本島南部への撤退を決め、このことが県民の4人に1人が犠牲となる悲劇につながりました。戦後79年を迎え、当時を証言できる人が減りゆく中、体験者からはこうした戦跡の活用を求める声も強まっていて、県は再来年度に第1坑口を一般に公開することを目指すとしています。