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>ERPってのは、企業がモノをどれだけ作りました、在庫どれだけあります、いつまでに生産できます、売ったから売上増えました、利益出ました、いま現金いくらあります、みたいな企業のデータの処理・管理を統合的に行うソフトで、1990年代に流行した。SAPは当初SAP R3という製品名で展開した業界のさきがけだが、国内でも大手の自動車メーカーや総合商社、製薬業など、ありとあらゆる業界に導入されていて、圧倒的なシェアを持つ企業となった。ドイツの企業。
>SAPは他の多くのソフトウェアと同様、1990年代によく売れたバージョン”R3″からバージョンアップしていったが、20年たってもほぼ同じアーキテクチャで動いていた。超絶使いにくいのに世界トップシェアのERPで、画面はWindows98の時代から変わってなかったが売れた。とても高い上に評判は悪いので、Oracleとか他の企業がこの領域にチャレンジしようとしたが、うまくいかず打ち破れてSAPの独占が続いた。
関連:SAPは何故使いにくいのに、世界中で愛されているのか◇