ZR-V? それともエクストレイル? 失敗・後悔しない選び方
SUVの人気は衰えを知らない。ニーズが多様化しているため、従来のボディサイズだけでカテゴライズできないモデルが出てきている。ホンダZR-V e:HEVのボディサイズは、CセグメントのSUVだが、価格はC/Dセグメントの日産エクストレイルに近い。
そこで、ホンダZR-V e:HEVと日産エクストレイルを徹底比較した。クルマ選びで、失敗・後悔しないための参考にして欲しい。
ホンダZR-V e:HEVの特徴
2023年4月に新型ホンダZR-Vが発売された。ZR-Vは、CセグメントのコンパクトSUVだ。また、シビックのプラットフォーム(車台)をベースとして開発されている。そのため、2.0Lハイブリッドシステムや1.5Lターボエンジンといったパワーユニットは共通化されている。
新型ZR-Vの開発コンセプトは、「異彩解放」。SUVというカテゴリーに属するものの、ホンダらしいユニークなコンセプトだ。コンセプトを明確に感じさせるのが、外観デザインだ。タフネス系SUVデザインと、スポーティな5ドアハッチバックの中間にあるようなデザインになっている。
また、シビック系プラットフォームは、低重心化されており、とてもスポーティな走りが可能だ。こうした特性を生かし、ZR-VはSUVとは思えないような軽快で気持ちよい走りが可能となった。
4WDは、ハイブリッド車であっても後輪側にモーターを使わない機械式リアルタイムAWDを採用し、他の電動4WDとの違いをアピールしている。
日産エクストレイルの特徴
2022年7月にT33型と呼ばれる4代目エクストレイルが登場した。T33型エクストレイルから、純ガソリン車は姿を消した。そのため、パワーユニットはシリーズハイブリッド方式のe-POWERのみとなった。
e-POWERシステムは、第2世代へとアップデート。発電用のエンジンは、直3 1.5Lターボへ変更している。このターボエンジンは、VCターボと呼ばれ、世界初量産化を成功した可変圧縮比機能を搭載。T33型エクストレイルのプラットフォーム(車台)は、三菱とのアライアンスで開発されたCMF-C/Dが採用されている。
4WDモデルでは、後輪側に高出力モーターを設置したe-4ORCEが採用された。緻密なトラクション制御により、優れた運動性能を誇る。
4WDの燃費効率がよいZR-V
1.燃費比較
ZR-V e:HEVの評価は 4.0
エクストレイルの評価は 3.5
ホンダZR-V e:HEVの燃費は以下の通り(WLTCモード以下同)。
種類 | FF | 4WD |
ZR-V e:HEV | 22.0~22.1km/L | 21.5~21.7km/L |
日産エクストレイルの燃費は以下の通り。
種類 | FF | 4WD |
エクストレイル | 19.7km/L | 18.3~18.4km/L |
ZR-V、エクストレイル共に、シリーズハイブリッド方式を使用している。しかし、ZR-Vはエクストレイルを上回る燃費値になった。エンジン直結モードがあることや、ボディが少し小さく軽量なのも影響している。
4WD車の燃費は、大きな差になっている。エクストレイルの4WD車は、燃費値がFF車の約93%だ。一方で、ZR-Vの4WD車は、FF車に対して約98%に留まっている。約5%の差とはいえ、ZR-V e:HEVとエクストレイルe-POWER(4WD)の燃費差は、大きくなっている。
装備差、クラスを含めると同等レベルの価格イメージ
2.価格比較
ZR-V e:HEVの評価は 3.0
エクストレイルの評価は 3.0
ホンダZR-V e:HEVと日産エクストレイルの最上級グレード価格は下記の通り。
種類 | 価格 |
ZR-V e:HEV Z(4WD) | 4,103,000円 |
エクストレイルG e-4ORCE(4WD) | 4,748,700円 |
ホンダZR-V e:HEVの最上級グレード(4WD)と、日産エクストレイルの最上級グレード(4WD)の価格差は、約65万円だ。ややエクストレイルが高価になっている。エクストレイルは、ボディサイズが大きく、コスト高になるリヤモーターを装備しているので、妥当な価格差のように見える。
エクストレイルG e-4ORCE(4WD)に標準装備でZR-V e:HEV Z 4WDにはない大きな装備差は以下の通り。
- 100V/1500W電源
- インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)
- BSW(後側方車両検知警報)
- RCTA(後退時車両検知警報)
- 4:2:4分割リヤシート(ZR-Vは6:4分割)
- ヘッドアップディスプレイ
ZR-V e:HEV Z 4WDに標準装備で、エクストレイルG e-4ORCE(4WD)に標準装備されていない大きな装備差は以下の通り。
- BOSEプレミアムサウンドシステム
- 本革シート(エクストレイルは合成皮革)
全般的に、エクストレイルは予防安全装備が充実しており、ZR-Vは豪華装備が満載といった印象になる。
エクストレイルの100V/1500W電源は、停電時にクルマが発電機の役割を果たす。1500Wまでの電力を供給できる機能だ。スマートフォンの充電はもちろん、家電製品も使えるようになるので、停電時などもしものときに頼りになる。
ボディサイズの違いなどを考慮すると、ZR-Vの価格は、エクストレイルと比べて、ほぼ妥当な価格のように見える。しかし、エクストレイルもやや高価な設定だ。
例えば、トヨタ RAV4の最上級グレード、ハイブリッドG(4WD)の価格は約430万円だ。装備差はあるものの、ZR-V e:HEV Z 4WDとの価格差は約20万円となる。この差で、1クラス上のRAV4が買えるのだ。
また、同じCセグメントのコンパクトSUVであるカローラクロスの最上級グレード、ハイブリッドZ(4WD)の価格は約320万円だ。ZR-V e:HEV Z 4WDとの価格差は、約90万円にもなる。このように、ZR-Vの価格はCセグメントSUV比較では高価な印象になる。
これはエクストレイルにも言える。両車共に同じクラスのSUVで価格を比較すると、高めの価格設定になっている。
両車とも納期の長期化。さらに、新型車のため厳しい値引き条件
3.購入時の値引き術
ZR-V e:HEVの評価は 2.5
エクストレイルの評価は 2.5
ホンダZR-Vと日産エクストレイルの納期は、両車共に長期化している。また、新型車のため、値引きは限りなくゼロに近い。しかし、何もしなければ、本当に値引きゼロになる。しっかりとライバル車を競合させて、値引きを引き出したい。
ZR-Vと競合させて効果的だと思われるのは、トヨタRAV4だ。RAV4の方が、ボディサイズが1クラス上になる。しかし、ZR-Vの価格は高いため、RAV4との価格差は少ない。最上級グレード比較で約20万円差だ。
そこで、商談時には「ZR-VはクラスがRAV4より下なのに高過ぎる。また、RAV4の値引きが大きいので、ZR-Vの値引きが少ないと、1クラス上のRAV4の方が安くなる」などと伝えて商談し、値引きを引き出したい。
しかし、10~15万円程度の値引きが出ればまずまずといったところだろう。現金値引きが厳しい場合は、ディーラーオプションの無料サービスなどに切り替えてみるのもよい。
エクストレイルの値引きも、厳しいものがある。エクストレイルの価格も高めに設定されているため、ハリアーと競合させるとよいだろう。
ハリアーは、SUVの中でも超人気モデルだ。しかし、2020年登場ということもあり、値引きが期待できる。商談時には「ハリアーも一定の値引きを出している。また、リセールバリューも非常に高い。エクストレイルのリセールバリューが、ハリアーほどではないのであれば、値引きでその差を埋めてほしい」と伝えるのもよいだろう。それでも、ZR-V同様10~15万円程度の値引きが出ればまずまずの結果と言えそうだ。
好き嫌いがハッキリする個性派なデザイン
4.デザイン比較
ZR-V e:HEVの評価は 4.0
エクストレイルの評価は 3.5
ホンダZR-Vと日産エクストレイル共に、デザインが個性的だ。ネット上では「ひどい」、「ダサい」などというワードも少しみかける。
しかし、ある意味「褒め言葉」でもある。それぞれ個性的なデザインのため、好き嫌いがハッキリとするからだ。
両車、個性的なデザインだが、デザインの方向性は異なっている。ZR-Vは独自性を追求したデザインだ。エクストレイルは、最新デザイントレンドをアレンジしている印象が強い。
ホンダ車らしいオリジナリティ重視のデザイン
ホンダZR-Vのデザインコンセプトは、「GLAMOROUS × ELEGANT」(凛々しくも力強く、上質な色気さえ感じさせる都会的なスマートSUV)だ。デザインの特徴は、流麗なルーフラインを中心に、滑らかなボディラインだ。全体的に丸みを帯びたシルエットで、力強い塊感を演出している。あえてワイルドでアウトドア感のあるデザインにしなかった印象が強い。
SUVフェイスデザインのトレンドは、グリルの大きさで迫力を出すことだ。しかし、ZR-Vでは、あえてそうした手法を避けている。オリジナリティを重視するホンダ車らしく、フロントフェイスは周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルを装備している。
さらに、滑らかな線と面で構成されたボディサイド、ルーフライン、リヤエンド部分は力強く美しい。ポルシェ マカンのようなスポーティさを感じるデザインだ。
エクストレイルは売れるSUVトレンドデザインを凝縮
日産エクストレイルのデザインテーマは「タフギアと洗練の融合」だ。タフギアは、従来のエクストレイルが受け継いできたテーマのひとつでもある。歴代のエクストレイルは、ややオフローダーのようなタフネスさがあった。しかし、T33型4代目エクストレイルでは、タフギアをテーマとしながらも、ラグジュアリーSUV系に寄せてきた印象が強い。
また、売れるデザイン要素を上手くアレンジして多用している。ボンネットのラインを水平に近くすることで、フロントフェイスを大きく見せている。大きなフェイスいっぱいに日産のデザインアイコン「Vモーショングリル」を埋め込んだ。大きくて迫力のあるフェイスは、売れるSUVデザインの鉄板的手法だ。
さらに、フェイスサイドは、上段にシャープなシグネチャーランプ、下段にはヘッドランプを設置した。シグネチャーランプは、後方へ回り込むデザインのため、切れ長で彫の深いフェイスを演出している。
リヤコンビネーションランプのシグネチャーは、精密でキラキラと光り輝く加工が施された。無垢のインナーレンズに日本の伝統的な切子パターンからインスピレーションを得ている。これにより、より上質かつ、ひと目でエクストレイルと分かる演出を施している。
100V/1500Wコンセントが用意されたエクストレイルが便利
5.室内空間と使い勝手
ZR-V e:HEVの評価は 3.5
エクストレイルの評価は 4.5
ホンダ ZR-VとZR-V e:HEV Z(4WD)のボディサイズ、ホイールベース、荷室容量は以下の通り。
種類 | ボディサイズ |
ZR-V e:HEV Z(4WD) | 全長4,570mm×全幅1,840mm×全高1,620mm |
エクストレイルG e-4ORCE(4WD) | 全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mm |
種類 | ホイールベース |
ホンダ ZR-V | 2,655mm |
エクストレイルG e-4ORCE(4WD) | 2,705mm |
種類 | 荷室容量 |
ホンダ ZR-V | 395L |
エクストレイルG e-4ORCE(4WD) | 575L |
室内スペースは、エクストレイルが当然広い。ボディサイズがひと回り大きいからだ。エクストレイルは、ZR-Vに対して全高が10mm高い。そのため、2列目シートの頭上スペースに余裕があり開放感がる。また、エクストレイルには、3列シート車の設定もあり、使い方によって選択肢が豊富だ。これは、ボディサイズが異なるので、当然の結果と言える。
また、荷室の使い勝手面でもエクストレイルが上回る。エクストレイルの特徴は、荷室が広いことだ。荷室容量575Lは、クラストップレベルの広さを誇る。たくさんの荷物を積んでレジャーに出かけるには丁度いい。さらに、エクストレイルの後席シートは、4:2:4の分割可倒式だ。
一方、ZR-Vは6:4の分割可倒式だ。荷物によって色々と分割できる4:2:4タイプが使いやすい。
また、エクストレイルには、100V/1500Wのコンセントが用意される。そのため、停電時にクルマが電源車となる。100V/1500Wのコンセントを使えば、家電製品が使えるため、もしもの時に役立つ。もちろん、キャンプや車中泊などでも活用できる。家電製品が使えることで、さらに楽しむことが可能だ。これは、ZR-Vには用意されていない機能だ。
最新モデルだが、予防安全装備は少々微妙
6.安全装備&運転支援機能の比較
ZR-V e:HEVの評価は 3.0
エクストレイルの評価は 3.0
ホンダZR-Vと日産エクストレイルの予防安全装備は、一定のレベルに達している。しかし、両車共にクラストップレベルとは呼べないところが少々物足りない部分だ。
重要な自動ブレーキ機能は、ZR-Vとエクストレイル共に、車両と歩行者、自転車を検知することが可能だ。しかし、トヨタの最新自動ブレーキは、自動二輪も検知可能だ。さらに、右左折時の歩行者と自転車、対向車にも対応する。
また、車両周辺のカメラ映像を加工し、俯瞰から見た映像に変換し、死角を無くす機能も用意されている。そのため、衝突のリスクを減らすことができる。エクストレイルに装備されているインテリジェントアラウンドビューモニターは、画面外から近付く移動物の検知が可能だ。
また、車線を維持しながら全車速で前走車に追従する機能もある。渋滞時には簡単な操作で発進が可能だ。これはZR-Vとエクストレイル共に標準装備されている。
その他、後側方車両接近警報や後退時車両背金警報などの機能もある。しかし両車共に、グレードによってはオプションもしくは設定不可の場合があるため注意したい。こうした機能は、車線変更時やバック出庫時など日々使う機能のため、装備されたグレードを選ぶことをお勧めする。
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一体感あるZR-V。電子制御の巧みさで快適なエクストレイル
7.走行性能の比較
ZR-V e:HEVの評価は 4.0
エクストレイルの評価は 4.0
ホンダZR-V e:HEVのモーター最大出力、最大トルク、車重は以下の通り。
項目 | ホンダZR-V e:HEV |
最大出力 | 184ps |
最大トルク | 315Nm |
車重 | 1,630kg |
日産エクストレイルe-4ORCEのモーター最大出力、最大トルク、車重は以下の通り。
項目 | 日産エクストレイルe-4ORCE |
フロントモーター最大出力 | 204ps |
最大トルク | 330Nm |
リヤモーター最大出力 | 136ps |
最大トルク | 195Nm |
車重 | 1,880kg(G e-4ORCE、4WD) |
加速力では、最大出力で勝る日産エクストレイルがホンダZR-Vをリードする。ただ、ボディサイズが大きく車重が重いので、その差はわずかだ。両車共にモーター駆動のため、アクセルレスポンスに優れ、力強い加速力が魅力だ。
また、加速特性にも違いがある。ZR-V e:HEVは、停止時からアクセルを踏み込んだ瞬間、やや穏やかな加速をする。一方、エクストレイは、アクセルを踏み込めばどんどん加速し、ゆっくりと踏み込めば穏やかに加速する。モーターの制御はエクストレイがやや上回っている印象だ。
静粛性はエクストレイルが高い。ZR-Vはエンジン音を楽しむ
静粛性では、エクストレイが一歩先を行く。可変圧縮比エンジンであるVCターボは、圧縮比8.0~14.0の間で、走行状況に合わせて圧縮比を変えていく。より電力が欲しい場合は、低圧縮比でターボを効かせて発電する。それほど電力が必要では無い場合には、高圧縮比にして低燃費状態で発電する。
搭載されたKR15DDT型エンジンは、1.5Lの直列3気筒ターボだ。直3エンジンは、一般的に振動が出やすいものの、可変圧縮比技術が投入されたことで、見事なくらい振動も感じない。
さらに、遮音・吸音性能が高く、走行中はほとんどエンジン音が聞こえない。停車中は、なるべく発電しない制御となっているため、室内の静粛性は極めて高い。
ZR-Vは、むしろエンジン音を楽しむ仕様といった印象だ。走行中でもエンジンの存在感がある。アクセルを強く踏み込めば、エンジン音も高鳴り、従来のガソリン車と同じようなスポーティさを感じた。しかし、不快な感覚は無かった。音量が抑えられ、嫌なノイズなどはカットされているからだ。また、ロードノイズや風切り音なども十分に押さえられている。
走行中の爽快感はZR-Vが良い。エクストレイルはカーブが曲がりやすい
走りの軽快感という点では、ZR-Vが気持ちよい。ボディサイズが小さく、車重も軽いこともあり、よく走る。シビックベースのプラットフォームは、低重心化されているため、カーブでは安定感がある。また、全高も抑えられていることも影響している。これで、最低地上高が190mmもあるSUVなのかと思うほどだ。乗り心地もしなやかさがあり快適だった。視界もよく運転しやすいのも特徴だ。
エクストレイルは、ZR-Vと比べると、着座位置も高く、SUVに乗っているという感覚だ。しかし、エクストレイルの最低地上高はZR-Vよりわずかに低く、185mm(G e-4ORCE)となっている。
エクストレイルの4WD機能である e-4ORCEのハンドリングは、ZR-Vほどの軽快感はない。しかし、背が高く不安定になりがちなSUVながら、気持ちよく曲がる。
これは、e-4ORCE(4WD)が前後のモーター出力をきめ細かに制御しているからだ。4輪ブレーキ制御が加わり、カーブで外側にふくらみにくくしている。運転が苦手な人でも、カーブが連続する山道を安心して走行できる。
また、信号で停止するなどアクセルオフで回生ブレーキをかけるシーンでは、前後のモータートルクを自動制御。これにより、フロントサスペンションが、ぐっと沈み込むような姿勢を抑制する。ドライバーや乗員の体が、前方に押されるように姿勢を軽減してくれるため、快適性が増している。乗り心地は、19インチタイヤ装着車だと、少し硬めだが、きびきび走る。18インチタイヤ装着車の乗り心地は快適だった。
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高値安定だが、わずかに不安要素も
8.リセールバリュー比較
ZR-V e:HEVの評価は 4.0
エクストレイルの評価は 4.0
両車共に、超人気カテゴリーであるSUVに加えて、納期が長期化している状態なので、しばらくの間は、高リセールバリューが期待できる。
ただし、不安要素もある。ZR-Vは、個性的なデザインということもあり、長い期間人気を得ることができるかが重要なポイントだ。
同様に、エクストレイルも、歴代エクストレイルとは、少し異なるモデルということもあり、長期間人気を得続けることができるかが重要なポイントとなる。さらに、エクストレイルはガソリン車が無くなり、e-POWER車のみの設定だ。そのため、価格が高価になった。
両車共に、高い人気を維持できれば、高リセールバリューを維持することは十分可能だ。ただし、人気が低迷し、販売台数も少なくなってくると、リセールバリューも下がってくると予想できる。
しかし、リセールバリューが多少下がったとしても、超人気カテゴリーのSUVのため、セダンモデルほど低くなる可能性は低い。
残価設定ローンなどは、高い残価設定になっている。高い残価設定を利用し、残価設定ローンや、個人リースなどを使うのも賢い買い方だ。
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ホンダZR-V e:HEV価格
グレード | FF | 4WD |
e:HEV X | 3,282,400円 | 3,502,400円 |
e:HEV Z | 3,883,000円 | 4,103,000円 |
日産エクストレイル価格
グレード | FF |
S | 3,510,100円 |
X | 3,748,800円 |
G | 4,448,400円 |
グレード | 4WD |
S e-4ORCE | 3,759,800円 |
X e-4ORCE | 4,049,100円 |
X e-4ORCE(3列シート車) | 4,180,000円 |
G e-4ORCE | 4,748,700円 |
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ホンダZR-Vスペック
代表グレード | ZR-V e:HEV Z 4WD |
ボディサイズ[mm] | 全長4,570mm×全幅1,840mm×全高1,620mm |
ホイールベース[mm] | 2,655mm |
最低地上高[mm] | 190mm |
最小回転半径[m] | 5.5m |
車両重量[kg] | 1,630kg |
エンジン型式 | LFC-H4 |
エンジンタイプ | 直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量[cc] | 1,993cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 141ps(104kw)/6,000rpm |
最大トルク[N・m(kgm)/rpm] | 182N・m(18.6kgm)/4,500rpm |
モーター最高出力[kW(ps)/rpm] | 135kW(184ps)/5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク[N・m(kgm)/rpm] | 315N・m(32.1kgm)/0-2,000rpm |
燃費(WLTCモード) | 21.5km/L |
電力用主電池 | リチウムイオン電池 |
駆動方式 | 4輪駆動(4WD) |
サスペンション | 前:ストラット 後:マルチリンク |
タイヤサイズ | 225/55R18 |
日産エクストレイル スペック
代表グレード | G e-4ORCE(4WD) |
ボディサイズ[mm] | 全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mm |
ホイールベース[mm] | 2,705mm |
最低地上高[mm] | 185mm |
最小回転半径[m] | 5.4m |
車両重量[kg] | 1,880kg |
エンジン型式 | KR15DDT |
エンジンタイプ | 直列3気筒DOHC ターボ |
総排気量[cc] | 1,497cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 144ps(106kw)/4,400-5,000rpm |
最大トルク[N・m(kgm)/rpm] | 250N・m(25.5kgm)/2,400-4,000rpm |
フロントモーター最高出力[kW(ps)/rpm] | 150kW(204ps)/4,501-7,422rpm |
フロントモーター最大トルク[N・m(kgm)/rpm] | 330N・m(33.7kgm)/0-3,505rpm |
リヤモーター最高出力[kW(ps)/rpm] | 100kW(136ps)/4,897-9,504rpm |
リヤモーター最大トルク[N・m(kgm)/rpm] | 195N・m(19.9kgm)/0-4,897rpm |
燃費(WLTCモード) | 18.4km/L |
電力用主電池 | リチウムイオン電池 |
駆動方式 | 4輪駆動(4WD) |
サスペンション | 前:ストラット 後:マルチリンク |
タイヤサイズ[前/後] | 235/55R19 |