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©塚原重義/クラガリ映畫協會

 

塚原重義さんが原作・脚本・監督を務める『クラユカバ』。
その『クラユカバ』のスピンオフ作品として、成田良悟をシナリオ原案に迎え制作された映画『クラメルカガリ』が 4月12日に2作品同時公開されました。

そして 4月19日に、『クラメルカガリ』の主題歌である「僕らの箱庭」を歌うオーイシマサヨシさんが登壇した公開記念 2週目舞台挨拶がテアトル新宿にて行われました。

 

左から オーイシマサヨシさん、塚原重義監督

 

- 『クラメルカガリ』の第一印象について

オーイシさん:
世界観の濃さと深さに驚きました。制作にあたり監督が全キャラクターの声を務めたビデオコンテを観て、監督自ら声をいれているのは初めての体験でした。
それもあり最初カガリが女の子だと気づかなかった。
振り返ります。

 

 

- 「僕らの箱庭」について

オーイシさん:
『クラメルカガリ』を観たときに世界観があまりにも濃く、61分の映像が2時間弱くらいに内容が濃縮されていると感じました。
その視聴体験から主題歌を聴いて世界観を想像した上で、映画を観て内容を深く知ってもらう、そういった役割の主題歌が良いのではないかと考え、映画のパンフレットみたいな主題歌ってどうだろう?という思いが生まれ、制作に着手しました。

 

 

- 出来上がった楽曲についての印象は?

塚原監督:
最初に曲を聴いたときは、なんて爽やかで良い曲なんだろう。作品に合うかな?
と心配になりました。
(その後、映像と楽曲が合わさった完成した予告編を観て)
『クラメルカガリ』という作品のステージがひとつ上がったと感じました。

 

- 好きなキャラクターやシーンは?

オーイシさん:
細い道などを行き来して地図を描く仕事をしているユウヤのセリフです。
ユウヤ自身が炭鉱を出ていく、箱庭を出ていこうとする描写に繋がっているのが気持ちよく、気が利いていて、セリフひとつとっても好きなシーンです。

 

- 最後に

オーイシさん:
自分のライブで『僕らの箱庭』を歌って『クラメルカガリ』の“闇”を広げていこうかなと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

『クラメルカガリ』<あらすじ>

零細採掘業者がひしめく炭砿町…通称“箱庭(はこにわ)”。
日々迷宮の如く変化するこの町で地図屋を営む少女ーカガリ。
“箱庭”からの脱却を夢想する幼馴染ーユウヤ。昨今この町で頻発する不審な”陥没事故”は、次第にふたりの日常を侵食し始めて…果たして、町の命運は、カガリはこの事態を乗り越えられるのか!?
困難の先で、少女は今日”ちょっとだけ”大人になるー

 

■原作・脚本・監督:塚原重義 ■シナリオ原案:成田良悟 ■主題歌:オーイシマサヨシ「僕らの箱庭」
■声の出演:佐倉綾音、榊原優希、大塚剛央、細谷佳正、森なな子、悠木碧