>小林製薬(大阪市)が「 紅麹べにこうじ 」成分入りのサプリメントを巡る健康被害を公表して1か月が過ぎた。問題のサプリの原料から「想定しない成分」として検出されたプベルル酸について、紅麹菌には生成できないと複数の専門家が指摘していることがわかった。他のカビなどの異物が混入した可能性が高まり、製造工程の検証がカギになる。
>紅麹菌について小林製薬と共同研究を行った奈良先端科学技術大学院大の金谷重彦教授(生物情報学)は、同社が扱っている紅麹菌のゲノム(遺伝情報)のデータを精査し、プベルル酸の構造を作れないことを確認したという。
◇紅麹サプリ、神戸大病院関連の患者9人中5人「ファンコーニ症候群」…うち3人「尿細管間質障害」/神戸大病院(神戸市)が関連病院を含めた計5病院で、サプリを摂取した患者のデータを解析した結果、9人中5人で腎臓の機能低下が認められた。
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