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>4月に大阪市で「スリングピストル」を使用した傷害事件が起きた。捜査関係者が「目に当たれば(球が)脳まで届く威力」と話すほど危険性が高いが、入手は容易だ。大阪府警幹部や専門家は、法規制の必要性を指摘する。
>男性の右足には直径約6ミリの鋼球1発がめり込み、3週間のけがをした。被害男性は「熱くて拳銃かと思った」と話しているという。
>銃刀法改正でクロスボウの所持が許可制になった際、有識者検討会委員だった「ステップ総合研究所」(東京都)の清永奈穂所長は、「スリングピストルは玩具ではなく、強力な射撃用具。銃器に比べ小型で軽量なので持ち運びや操作が簡単だ」と説明。「将来、凶器として殺傷に使われる可能性があるので、地域限定の条例で曖昧に扱うのでなく、銃刀法改正などで厳しく規制すべき対象」と指摘する。|