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>記録的なインフレを抑え込むためにFRB=連邦準備制度理事会は2022年から11回にわたって利上げを行い、およそ23年ぶりの金利水準となっていましたが、これまで個人消費は堅調を維持してアメリカ経済をけん引してきました。個人消費が堅調で景気が強いとFRBは利下げに踏み切りにくくなり、理論的には円安が続きやすい環境となります。
>高い金利水準のもとでもなぜアメリカの個人消費は堅調だったのでしょうか。その要因のひとつに、コロナ禍以降の給付金の存在が指摘されています。連邦政府から給付金が全米の消費者に支給され、家計には貯蓄が積み上がり、旅行や外食などのサービス消費の好調さの大きな要因となっていました。