田母神俊雄氏「核兵器の議論もできないようでは民主主義国家ではない」
実は核兵器についてですね、やっぱり議論すべきだと思うんですね。議論もできないようでは民主主義国家じゃないですね。 議論したら負ける人たちが、結局その議論で勝てないからも入り口で議論させないということで勝とうとするわけです。
核兵器のものは日本で議論されないから政治家の先生も核兵器が一体どういうものであるかということもよく理解されてない人もいっぱいいるんじゃないかと思います。議論されればわかると思うんですが。
核拡散をさせないNPT(核拡散防止条約)という条約があります。現在核兵器を持ってない国はもう核兵器を持たないと日本もこの条約に加盟していますから、核兵器を持ちませんという約束をしているわけです。これはあのドイツもイタリアも皆そうなんです。
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でも欧州では、ニュークリアシェアリングというシステムが取られてるんです。ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコの5カ国はアメリカの核兵器を使って日常的に訓練をしています。
日本とは状況が全く違います。そして核の恫喝を受けた場合にはいざとなったら、 アメリカはこの核兵器をそれぞれの国に決められたりを引き渡すということになってるんです。これはNPTの条約の下でもちゃんと機能しているわけです。
だから日本もアメリカに対しこれを要求することができます。アメリカもこれを世界にあまり知られたくないと思ってますね。どこからでも要求されるから。
核兵器は通常兵器と全く性質が違うんです。通常兵器であればですね10対1の戦力比があれば、1の戦力しか持っていない国には、10の戦力を持つ国に勝つことは絶対出来ません。でも核兵器は勝者がいないんです。
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それはたとえば一発でも命中すれば、もう耐えられないほどの被害を受けるから。一発で耐えられない、一発も10発も一緒なんだから、一発持っただけで、核抑止が成り立つんですね。
で核兵器を持ってない国は核兵器を持っている国の意思にですね最終的には従わざるを得ないんです。 だから核兵器を持っている国は、今持ってない国に持たせたくない。いうことを聞かせられないようになるから。
北朝鮮が核兵器今日とにかく一発でも2発で持ちたがるのは、 核兵器を持った国に対して軍事攻撃でこれを潰すことはできなくなるからなんです。そうか、くるんだったら核兵器一発ぶち込むぞと言われれば、なかなかこの核兵器を持った国をん軍事攻撃で潰すことできないんです。 だからとにかく一発を持ってまあアメリカの軍事攻撃を避けようとまぁ努力してるわけですね。どんなに話し合いをしたって、あの国が核兵器を諦めることはない。
デイリーWiLL(2008年の田母神俊雄氏講演)
5月28日
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