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東京工業大学の岡田健一教授は、第6世代通信(6G)向けなど高周波の無線通信回路分野で世界をリードする研究者だ。厳しい採択率で知られる半導体の国際固体素子回路会議(ISSCC)や、トップジャーナル(JSSC)の採択論文の常連ながら、産業界と組み、多くの技術を民間へ移転してきた。 最近、すべて相補型金属酸化膜半導体(CMOS)で構成した300ギガヘルツ(ギガは10億分の1)帯向けのテラヘルツ送信機を開 …