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前回、島村氏は梅棹忠夫の言葉を引きながら、なぜ私たちが無限に情報を摂取し続けてしまうのかを考えていった。今回はそこから、無限に情報を得続けることは「自分を見失う」ことにつながるのかを見ていく。 実利がないかもしれないコンニャク情報が、人の生を豊かにする 前回見たように、実利を産む情報は、情報社会で私たちが出会う情報のごく一部でしかない。むしろ、大部分の情報はコンニャク的なのだ。しかし、(ただ感覚器 …