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火星で樹木を育てて森を造ろう――。宇宙飛行士で京都大学特定教授の土井隆雄さんたちが、そんな目標をかかげて実験に取り組んでいる。地球に比べて大気が薄い火星で樹木を育て、建物や人工衛星などの材料として利用しようというものだ。火星や月のような地球の外の天体で、資源を育てる試みとして注目される。 京都大学北部構内の実験室には高さ50センチメートルほどの透明なチューブが設置され、内部でポプラの木が育てられ. …