[読み物] 世界に君臨する「ガス帝国」日本、エネルギーシフトの現実路線に軸足

>世界のどこかで6時間おきに日本企業が管理する液化天然ガス(LNG)の積み荷が港を出ている。燃料を超低温に保つ巨大な魔法瓶のようなタンカーはエネルギーを大量に必要とする各国に向かう。これらのLNGタンカーは、存在感を増す日本のガス帝国のほんの一部に過ぎない。
>日本が今、LNGを重視しているのは、54基の原子炉を停止させた11年の東京電力福島第1原発事故に端を発している。国内に多くのエネルギー資源を持たない日本の公益会社は、急いで数十年にわたるLNG契約を結び、米国や豪州の施設に投資した。
>しかし…