アメリカ株、序盤の急伸後も堅調キープ！ポジティブムードに乗る投資戦略とは？

• ナスダック指数は前日比1.0%上昇し、テクノロジー株の動向が市場を牽引。
• アルファベットとアップルの提携報道、Nvidiaの株価が注目される。
• 連邦準備制度(FRB)の金融政策会議と住宅建築業者の信頼感指数が市場に影響。
• 日経225指数が大幅に上昇、ヨーロッパ市場は下落傾向。
• 米10年債の利回りは上昇して市場価格は低下。

月曜日の取引では、テクノロジー株に後押しされた株価が大幅に伸び、主要市場指数は上昇を維持しました。

特に、ナスダック指数が157.53ポイント上昇し、16,130.70ポイントを記録。S&P 500は38.30ポイント上昇し、5,155.39ポイント、ダウ・ジョーンズ産業平均は85.24ポイント上昇し、38,800.01ポイントに達しました。

株価上昇の一因として、アルファベットの株価が、アップルが将来のiPhoneにGoogleのGemini人工知能エンジンを統合するための話し合いを行なっているとするBloombergの報道を受けて目立った成長を見せたことが挙げられます。

GTCカンファレンスに先立ち、Nvidiaの株価は上昇しましたが、取引進行中に勢いが弱まりました。逆に、Super Micro Computerの株価は、S&P 500指数に追加されたことで値を下げました。

連邦準備制度(FRB)の金融政策会議の結果が今週後半に待たれる中、インフレ率が予想以上に伸びたため、6月の利率引き下げの見通しが後退しています。

他方、住宅建築業者の信頼感を測るNAHB/Wells Fargo Housing Market Indexは、2月の48から3月には51へと予想外に改善したと報告されました。

アジア太平洋市場の大半は日本の日経225指数が2.7%、中国の上海総合指数が1.0%それぞれ上昇するなど成長を見せました。しかし、ヨーロッパの主要市場は下落方向で、特にフランスCAC 40指数は0.2%低下、イギリスFTSE 100指数は0.1%下がり、ドイツDAX指数は横ばいを終えました。

債券市場では先週の下降傾向が続き、米10年債の利回りは4.2ベーシスポイント上昇し、4.346%になりました。