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もうじき桜が開花しそうな時季、京都『ととよし』で供されたカラスミに驚いた。 カラスミといえば、すっかり年末年始の肴と思い込んでいたからだ。 「出始めの正月より、今ぐらいの方が仕入れ価格も安いですし、手に入りやすい」 と、店主の杉井雄大さん。何でも各店が旬の先取りを目論み、年末年始はボラの卵の壮絶な争奪戦が繰り広げられているのだとか。 確かに、今はなんでも早い。スーパーでは早くも枝豆が並び出している …