独特なキャラをもつモデルが多いChangan(長安汽車)
Changanというブランド名で、BEVを展開するのが長安汽車だ。コンパクトで可愛いBEVのルーミンの展示が注目された。全長3200㎜という日本の軽自動車よりも短く全長と5ナンバー車並みの1700㎜の全幅を持つ。
フロントにモーターを搭載し、電池容量は3種類の設定があって航続距離が155㎞から300㎞程度まで用意されている。
バンコク市内では、富裕層の一家の2台目、3台目のクルマとして娘用にコンパクトなクルマを買うという需要があるため、そこにちょうどはまりそうなクルマである。
また、東南アジアでは、中国のウーリンがインドネシアでBEVのエアEVの生産を開始している。当然ながら、ASEANの自由貿易協定を生かしてタイへの輸入も考えられるところであり、それを迎え撃つクルマになりそうだ。
長安汽車では、ほかにCD701というモデルがあった。全長5000㎜×全幅1970㎜というかなり大柄なモデルで、一見すると普通のセダンのようだが、後部のハッチバックを空けるとピックアップのような荷台が現れる。SUVとも何ともつかない独特のコンセプトで作られたクルマだ。
CHANGAN LUMIN
Changan CD701
2024 バンコク国際モーターショーレポート概要& BYD編