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量子科学技術研究開発機構(QST)は3月15日、骨軟部肉腫に対する「マルチイオン」を用いた重粒子線(放射線)がん治療を開始し、2023年11〜12月に1例目の治療を実施したことを発表した。 同成果は、QST 治療診断部の今井礼子治療課長らの研究チームによるもの。 重粒子線がん治療は、手術・抗がん剤による化学療法と並び、がんの標準的な治療法の1つとして知られる(近年はそこに免疫療法も加わった)。同治 …