「みんなの力でこれからもたくさんキラキラさせていってね」後輩に思いを託した本間日陽 2024年4月13日(土)新潟県民会館 大ホールにて、1期生の本間日陽(ほんま ひなた)の卒業コンサートが開催されました。
開場中のBGMはバレエを連想させる楽曲が流れ、いつものコンサートの雰囲気とは少し違った空間に。開演時間になるとステージ後方にある大きな画面には、大きな歯車がゼンマイのまかれる音とともに動き始めた。
画面が変わるとオルゴールのBGMにのせて本間の幼少期から写真が次々に流れ始め、そして最後にコンサートタイトルにもある、桜を見上げた本間日陽の写真が映し出された。すると、ステージに青いワンピースを着用した本間日陽が現れ、8thシングル「渡り鳥たちに空は見えない」が流れ始めた。
この楽曲は本間がセンターを務め、MVでは、このステージと同じように青いドレスを着用している。曲中で先月3月に行われた卒業公演で着用したパープルのドレスに衣装チェンジをした本間。頭上からは大きな羽根がはらはらと舞い落ちてきた。その後「世界はどこまで青空なのか?」「君と虹と太陽と」を披露。続いては、本間が2017年発売のAKB48 50th シングル「11月のアンクレット」に収録されたU-17選抜の
「法定速度と優越感」をパフォーマンスし会場は熱気に溢れた。
MCでは、同期の西潟茉莉奈が「卒業コンサートが始まってしまいましたね~」としみじみと話し始めた。すると本間は「私よりも、ファンの皆さんだったりメンバーのみんなが最後を痛感してる」とコメントし、その言葉にメンバーの多くが頷いていた。
「今回のセットリストは、長年重ねに重ねて、ずっと卒業コンサートができたら、こういうコンセプトでこういう曲でやってみたいな~というのを実現できるようなコンサートになるんじゃないかなと思うので、私はファンの皆さんにコンサートとしても楽しんでもらいたいという思いもありつつの、やっぱり最後っていう寂しさもありつつ、私自身も不思議な気持ち」と心境を語った。
ユニットコーナーでは、本間日陽の思い出の曲を、曲ごとに衣装をチェンジしながら披露。1曲目は、NGT48 チーム NIII 1st Stage「PARTYがはじまるよ公演」でも披露していた「スカート、ひらり」、続いては2nd Stage「パジャマドライブ公演」から「パジャマドライブ」、続いて第6回AKB48紅白対抗歌合戦」でNGT48がパフォーマンスした「Only today」、その後「風は吹いている」、「カッコ悪いI love you!」、「涙売りの少女」を連続で披露。「涙売りの少女」では、本間とNGT48の年少組(高校1年生の鈴木凛々花、大竹琴真、新沢葵唯、原愛実、中学3年生の高島柚愛)と披露した。先輩との最後のステージに少し緊張しながらも、年少組の5人はしっかりと先輩のステージを盛り上げた。
続いては、ステージ画面に「東京からはるばるやってきました~」とAKB48の福岡聖菜が登場。衣装部屋から出てきた本間が「今からファンの皆さんのところに行っちゃいますよ」とコメント。そして「アボガドじゃね~し…」が流れ始め、2人はそれぞれ歩き始めた。
この曲は、2018年1月にTDCホールで開催されたAKB48グループのフレッシュメンバーが集合した「法定速度と優越感 フレッシュオールスターズコンサート」にて、2人で披露した曲である。当時と同じ衣装を着た2人の腕にはフルーツのおもちゃが入ったカゴが。そのカゴを持って客席を周り、観客にサイン入りのフルーツをサプライズでプレゼントし、当時を知るファンにはエモいコーナーとなった。
MCでは、後輩メンバーがユニットについてトークを行なった。
元々48グループのファンだった4期生の磯崎菜々が「実はOnly todayをNGT48が披露した第6回AKB48紅白対抗歌合戦の会場にいました!」と告白。「それは日陽さんに伝えた?伝えてたら(Only todayに)出られたかもよ?!」という大塚からの言葉に「伝えてません」と後悔した様子だった。
MC後は、本間がセンターを務めた楽曲でもあり、2018年から約1年間キャプテンを務めたチームGの楽曲「カーテンの柄」を1期生の奈良未遥と披露。続いて、同期の清司と西潟も登場し「逆上がり」を披露。そして、途中からは当時同じチームに所属していた昨年NGT48を卒業した中井りかなど卒業生がステージに登場し、会場を盛り上げた。
MC明けは、ソロコンサートでも着用していた懐かしい衣装で登場。4期生の佐藤広花、新沢葵唯、原愛実、吉原愛里衣の4名をバックダンサーに「彼女」「波乗りかき氷」を披露した。その後、北原里英が花束を持って登場し、本間の卒業を祝った。本間は「大好きなきたりえさんが卒業した同じ春のタイミングで卒業できるのは、北原チルドレンの一員ですので・・・」と伝えたところ、北原は「大丈夫かな?うちの派閥弱いんですけど・・・」と話し会場からは笑いが。その後は、NGT48と兼任していたAKB48の柏木由紀からのビデオメッセージも流れ、本間は目を潤ませていた。
ステージの画面には、第9回、第10回のAKB48選抜総選挙の映像が流れた。
本間は2017年にAKB48選抜メンバーとして音楽番組で着用した衣装で登場し、「#好きなんだ」と「センチメンタルトレイン」を披露した。この2曲はAKB48選抜総選挙の選抜メンバーによる楽曲である。その後、花柄の黄色い衣装に着替えた本間はドラフト3期生、2期生と一緒に「愛する人」を、そして1期生の4人で1期生オリジナル楽曲「昨日よりも今日 今日よりも明日」を、続いて1期生・ドラフト3期生・2期生全員で「絶望の後で」を力強く歌った。
1期生の清司、奈良、西潟のMCのあとは、2019年NHK紅白歌合戦にAKB48選抜メンバーとして出演した際に着用していた衣装の本間と4期生で2009年リリースのAKB48「言い訳 Maybe」をパフォーマンス。「言い訳 Maybe」は、NGT48最年少の2010年生まれの高島柚愛が生まれる前の楽曲となる。その後は「純情よろしく」「ナニカガイル」「サステナブル」「Max とき315号」を連続で披露した。
本間は「どれも自分にとっては大切な楽曲ばかりで、そんな楽曲を今ステージにいるみんなと披露できたことが嬉しい」とメンバーへの感謝を伝えた。そして、「気がついたら自分にとって大切な曲になっていました。ファンの皆さんにとって、私がそんな存在であればいいなと思うし、私はこのステージを降りてからもきっとずっと皆さんと一緒に夢を見続けると思います」と最後の曲「僕の太陽」を紹介。元気いっぱいのパフォーマンスをファンへ最後に届けた。
暗転した会場に「ひなたコール」が響く中、本間のNGT48に加入してからの軌跡映像が流れ始めた。本間との思い出をひとつひとつ思い出し涙するファンの姿も。映像が終わると、この日のために製作された真っ白なドレスを着た本間日陽がステージに登場した。
「今日は私のアイドル最後のステージ。みなさんに自分の言葉を伝えたいなと思います。2024年4月13日。今日、私はNGT48を卒業します。15歳で加入して、本当に長い時間をこの場所で過ごしてきました。今でこそ順調そうに見える私のアイドル人生ですが、初めはなかなかうまくいかないことも多かったです。でも、ここで出会えたファンの皆さんが私のアイドル人生を変えてくれました。ファンの皆さんの存在がなければ、今の私はいません。
数あるアイドルの中で、私のことを見つけてくださり、本当にありがとうございました。2018年6月、私は皆さんの前で誓いました。私がこれからのNGT48を作っていく。私はその約束を果たせたでしょうか。きっとその答えが今日のこのステージなんだと思います。
今日のために、本当にたくさんの方が私のわがままを叶えてくれました。このドレスも、卒業公演とは別のものを作っていただきました。たくさんのスタッフさんの支えがあって、今こうしてステージに立っています。メンバーのみんな、今日のためにたくさんの曲を覚えて練習してくれてありがとう。みんなと過ごす時間が本当に楽しかったです。みんな、これからのNGT48、頼みましたよ。」
「私の大好きなNGT48を、みんなの力でこれからもたくさんキラキラさせていってね。今日のこのステージは、私が初めてステージに立ちたいと思った特別な場所です。またここから新しい夢が始まっていくんだと思います。この8年半でできた宝物はいくつもありますが、今日はそのうちの1つをこれから披露したいと思います。秋元先生が書いてくれた私の特別な1曲です。聞いてください」とソロ曲「好きなんて・・・」を客席の一人ひとりの目を見ながら歌った。続いて、「最後は私らしく笑顔で終わりたいなと思います」と「GIVE ME FIVE!」「10年桜」を元気いっぱいに披露。そして、「大変名残惜しいのですが・・・次の曲が本当に最後になります。」と言う本間の声に客席からは「えー」と名残惜しむ声が客席から響いた。
「終わっちゃうね・・・私もさみしいけれど、本当にNGT48に加入してよかったなと心の底から思います。大好きなみんなと、大好きなみなさんとここで会えて本当に本当に幸せです。今日の日を一生忘れないでいようと思いますし、皆さんも忘れないでくださいね。それではコンサートタイトルにもある通り、
『見上げた桜はいつも』の先を見に行きますか?」と最後は本間日陽が初めてセンターを務めたNGT48 3rd シングル「春はどこからくるのか?」で幕を閉じた。
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