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今回は「ラストエンブリオ」について調査しました。

ラストエンブリオが打ち切りや9巻が絶望的と噂される理由

ラストエンブリオが打ち切りとの噂が流れているようです。

結果的には現在は休載という形となっているようですが、休載から4年経った今も再開されることが無いようで、実質打ち切りであるとのことでした。

ではなぜ休載となってしまったのか、様々な憶測が飛び交っていますが、大きく分けて2つの理由があるようです。

・作者と出版社が揉めたという噂

・作者の体調不良による打ち切りとの噂

それでは詳しく見ていきましょう。

作者と出版社が揉めたという噂

作者と出版社が揉めたという噂から打ち切りなのではないかと言われるようになりました。

こちらの噂は本当です。

揉めたと言われている原因は、ラストエンブリオ8巻発売の内容についてだったようです。

作者のXアカウントは現在削除されており閲覧はできませんが、当時作者本人からどのような問題があったのか語られていました。

8巻の内容を2019年8月に完成させ出版社に渡したものの、単行本が完成せず販売の延期が続き、問い合わせても出版社からの連絡が1か月も来なかったというツイートです。

更に、約一年もの期間が開いてやっと2020年の7月1日に8巻の発売が決まったものの、出版された最新刊の中身を見ると挿絵が全く入ってないとのことでした。

ラストエンブリオが今まで挿絵が全くない状態で出版されたことが無かったため、不思議に思っていた読者もいたようですが、作者本人も聞かされていなかったようで怒りをあらわにしていました。

ラストエンブリオの挿絵を担当するイラストレーター、ももこさんは個人的なスケジュールなどの理由で挿絵依頼を断ったことはないとの言及をされています。

出版元である角川スニーカー文庫からはこの件について言及しているものは見つけられませんでした。

8巻の巻末では作者から休載するとの旨が綴られており、多くのファンからは悲しみの声が上がりました。

元々ラストエンブリオは人気が高く、ファンが多い作品のため打ち切りにはならず連載を再開するだろうと言われていたのですが、出版社と上手くいっていないということで恐らく連載が再開されることはないだろうと言われるようになりました。

作者である竜ノ湖太郎さんと出版社である角川スニーカー文庫との間でどのような話し合いになったのかはわかりませんが、BOOK WALKERのまとめ買いセールでは8巻で完結扱いになっているということで、会社としては打ち切り扱いとなっているようです。

この記事を書いていて「どこかで似た話があったような..」と思い返したら人気作品「奪う者 奪われる者」の打ち切り事件もありました。

気になる方はこちらもご連絡ください。

奪う者 奪われる者の打ち切り理由!ファミ通文庫ひどい、更新されない声の背景とは 奪う者 奪われる者の打ち切り理由!ファミ通文庫ひどい、更新されない声の背景とは

作者の体調不良による打ち切りとの噂

体調不良であることは本当ですが、恐らく上記の事件があってからの体調不良だと考えられるので打ち切りの原因となったわけではないようです。

休載後に作者である竜ノ湖太郎先生はXを削除し、近況がわからなくなっていましたが、2023年に自身のnoteを開設されました。

そこには具体的な病名は明かされていませんが、薬を飲んで療養していると綴られており、更にラストエンブリオの続きはまだかける心境にないとも書かれていました。

 ……おや?
と思ったのは、Wordに書き溜めていた原稿をnoteの記事に写したとき。
前回のジャンプラの原作大賞の文字数が一話10,000文字、二、三話4000文字だったのでそれを目指して書いてみたのですが、いざペーストしてみると文字数合わないないな? と首を傾げています。

原因は分かりませんが、もう少し削らないと駄目みたいですね……カツカツだけどどうしたものか。

とりあえず今は薬を飲んで療養しつつ、ジャンプルーキーの新人賞に書き溜めておこうと考えています。
還暦でデビューした方もいるらしいしね!
三十代のワシがへこたれる理由もないさ!

 まあ……そんなもん書いてる暇があったら問題児シリ―ズの続き書けやって読者もいると思いますが……いざ書いてみたらやっぱり楽しい気持ちと重たい気持ちの両方に苛まれたので、問題児シリーズとはまだまだ距離を置いておこうかと思いました。荷を解くのはまだまだ遠いです。

問題児の有料記事を買っていただいたお金は能登半島地震の寄付にあてさせていただきます。沢山の購入ありがとうございました。

(出典:note

ですが、ジャンプ小説新人賞に応募し新しい道を開くために療養しながら奮闘しているということで、竜ノ湖先生の作品をまた見ることが出来そうです。

ただ、本作に関しては9巻を待つ声は多いものの、絶望的な状況でおそらく発売はないでしょう。

ラストエンブリオが炎上事件?何があった?

ラストエンブリオの炎上は打ち切りの原因にもなった出版社との揉め事が関係しているようです。

作者が直接Xで投稿した内容がネット上で話題となり軽い炎上という形となりました。

具体的にどのようなことが言われていたのか、詳しく見ていきましょう。

出版社への批判

特に多かったのが今回の件での出版社への批判です。

・作者への誠実な対応ができていない

・何度も発売延期にしておいて作者へ連絡がないのはおかしい

・発売が1年延びたにもかかわらず挿絵がないなどのクオリティがしっかりしていないのはおかしい

等、様々な意見が寄せられ、拡散されたことにより多くの人の目に触れることとなりました。

この件は竜ノ湖太郎さんのXが削除されているため見ることができませんが、連載再開を待ち続けているファンからは今でも出版社に対し怒りをあらわにしている人が多いようです。

また、挿絵を描かせないことでわざと出版社が作品を追い出したのではないか?という意見も見られました。

おそらくこの件が原因で続きの執筆ができなくなった作者に対して同情する意見も散見され、許せないとファンたちの間で声が上がりました。

さらに真偽はわかりませんが編集を特定するような行動をしたファンもいたようです。

この出版社は他の作家さんへ依頼した小説を会社都合で出版できないという事態を招いたとの情報もあり、更に風当たりが強くなったとも考えられます。

ラストエンブリオとは

ラストエンブリオとは問題児たちが異世界から来るそうですよ?の第二部として刊行されたライトノベル小説です。

問題児たちが異世界から来るそうですよ?はラストエンブリオを含めて、2018年には全世界シリーズ発行部数が300万部を超え、日本だけではなく海外にでも人気となった小説で、コミカライズもされました。

前作から2年経った世界が舞台で、前作の主人公の義理の兄弟が主人公として描かれています。

主人公である西郷焔は、届いた1通のメールを開いた瞬間に異世界へ飛ばされます。

召喚された世界は様々な種族や神仏の集まる箱庭の世界でした。

そこで自分を召喚した張本人、黒ウサギに出迎えられ、神魔の遊戯・ギフトゲームへと参加されられることになります。

共に異世界へと召喚された、彩里鈴華、久藤彩鳥と、第一部の主人公、十六夜と共に超巨大ギフトゲームに参加し、現実世界を巻き込んだ修羅神仏のゲームに挑んでゆきます。

ラストエンブリオはどんな人に向いている?

ラストエンブリオは異世界、ファンタジー、アクション、冒険とわくわくする要素がたくさん詰まった作品です。

キャラクター同士のバトルも魅力的で、スリリングな展開が好きな方にお勧めできる小説です。

また、様々な神話、伝承がモチーフとなっていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

8巻で休刊となっていますが、作者の竜ノ湖太郎さんも書くこと自体をやめてしまったわけではないようですので、気長に待つことをお勧めします。