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松原仁元拉致問題担当相(無所属)は15日の衆院外務委員会で、米共和党議員が米国による広島、長崎への原爆投下を正当化する発言を繰り返していることについて、上川陽子外相の外交姿勢を非難した。政府はこれまでもこの議員の事務所や米国政府に対して核兵器に関する日本側の立場を申し入れており、松原氏は「われわれ日本の申し入れが極めて軽々しく扱われたといわざるを得ない。抗議をする明確な態度が必要だ」と述べた。

米共和党重鎮のグラム上院議員は5月12日、NBCテレビの番組でイスラム原理主義組織ハマスの掃討を続けるイスラエルに自衛権があると主張する際、先の大戦での広島、長崎への原爆投下を「負けられない戦争を終わらせた。正しい決断だった」と正当化した。

グラム氏はこれに先立つ8日の上院歳出委員会の国防小委員会でも原爆投下を引き合いに出し、バイデン政権がイスラエルに一部の爆弾の輸送を停止したことを批判。これに対し、上川氏は10日の衆院外務委員会で「受け入れることはできない」と述べ、米側に日本政府の立場を申し入れたと明らかにしていた。

松原氏は「(グラム氏らは)『抗議をしないから大丈夫だろう』と思うわけだ。従来と同じやり方では不十分。抗議することが必要ではないか」と指摘した。

上川陽子外相
上川陽子外相

上川氏はグラム氏の発言について「先般申し入れたにもかかわらず、(グラム)上院議員が発言を繰り返したことについては極めて残念に思っている」と述べ、「(12日のNBCテレビ番組での発言)以降も含めて意思疎通を重ねてきている。被爆の実相の正確な理解を促進するため不断の努力を行いたい」と語った。

松原氏は重ねて「被爆の実相を訴えるだけでは米側のこういった発言は止まらない可能性がある。『広島、長崎に軽々に原爆投下して、成功した事例としていうなよ』と申し入れないといけない」と指摘した。(奥原慎平)

引用元 https://www.sankei.com/article/20240515-PQL4MOKZPNBDFA3PNOQEVIIWZM/


みんなのコメント

  • 私の翻訳が悪かったら申し訳ありません。私はアメリカ人で、日本語はあまり上手ではありません。私は上院議員の意見には同意しませんが、米国では一般的な考え方です。私が見つけた最新の世論調査。アメリカ人の84%は日本に対して非常に良い評価を持っています。 63%は戦争を終わらせるために爆弾の使用は容認できると考えている。 私の意見は複雑です。なぜなら、これほど多くの民間人を攻撃することが容認できるとは決して思わないし、米国はもっとうまくコミュニケーションできたはずだからです。しかし、その方が戦争を早く終わらせられたとも思います。
  • 原爆投下の米国の主流の考え方は、日本が抗議しても変わらない。原爆投下が戦争を終わらせると考えたのは米国しか核を保有していなかったからだ。核保有国が非核保有国を核攻撃したら戦争は終わるかもしれないが、核保有国を核攻撃したら必ず報復核攻撃されるので、戦争は終わらないだろう。
     
  • 松原さんの仰る通りだと思います。 もはや絶滅危惧種と化した「心ある政治家」の、ほぼ唯一の生き残りである松原さん、応援しております。
  • 最近なにやってもボロ出しまくりのアメリカ、いい感じにアメリカ(西側)のダークサイドが可視化されてきましたね。いいぞもっとやれ。
  • 彼等にこう言ってやるべきかも。 「ではあなた方が思っているように”日本にはアメリカに2発原爆を落とす権利がある”と考えてよろしいのですね? だからこそ日本の原爆保有には絶対反対なのでしょう?」 そういうかんがえで行くと、さらに 「日本は米の主要都市に焼夷弾を落とす権利がある」となる。

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