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激辛のポテトチップスを食べた都立高校の生徒15人が16日、体調不良を訴え、複数人が病院に搬送された。チップスに含まれる唐辛子の辛味成分「カプサイシン」の過剰摂取が原因とみられる。昨年9月には、激辛トルティーヤチップスを我慢しながら食べるSNS上の挑戦企画に参加した米国の少年=当時(14)=が死亡しており、激辛チップスの危険性が改めて浮き彫りとなった。

交差点を走行する救急車
米東部ボストンの店頭に並ぶ激辛トルティーヤチップス=2023年9月(AP=共同)

【写真】米東部ボストンの店頭に並ぶ激辛トルティーヤチップス

■メーカーは注意喚起 近年はSNS上で激辛料理に挑戦する企画なども多く、触発された若者がその危険性を認知せずに激辛料理を食べる例も増えているという。16日に体調不良を訴えた高校生らが食べた激辛チップスについても、メーカー側が「食べすぎるとおなかが緩くなる場合がある」などと注意喚起をしていた。だが、そうした注意する表記が、かえって若者の挑戦心を煽った側面もありそうだ。 激辛チップスを食べて昨年9月に亡くなった米国の少年について、検査当局は今年5月、カプサイシンを大量に摂取し、心臓に異常が起きたことが死亡原因と報告した。チップスには大人用で子供は食べないように注意が書かれていたが、子供も購入できる状態だった。 死亡した少年の他にも病気になったり、病院に搬送されたりした子供の報告があったという。日本でも、令和元年7月に長野市の高校の生徒9人が、文化祭で食べた激辛料理が原因で病院に搬送された例もあるなど、各国で同様の事例が散見される。

■辛味緩和に牛乳など効果 農林水産省によると、カプサイシンはカプサイシノイドと呼ばれる炭素、水素、酸素、窒素からなる天然の有機化合物の一つで、唐辛子などに含まれる辛みをもたらす成分であると説明。舌の感覚神経を刺激して、辛みを感じさせ、水にはほとんど溶けず、油やアルコール、酢には溶けやすい性質を持つとしている。 強い辛味を感じた際、多くの人が水を飲むことで対処するが、カプサイシンは水では溶けにくく、その成分を洗い流すことはできず、「かえって逆効果」(スナック菓子を製造・販売するジャパンフリトレー)という。 農水省は、カプサイシンの辛味を緩和するには乳製品が有効で、乳製品に含まれている成分が舌に接触するカプサイシンを吸着してくれるという。辛いものを食べる際には、ヨーグルトや牛乳などの乳製品を一緒に食べることを推奨しており、ジャパンフリトレーは「冷凍バターは、バターの乳成分と冷凍による冷却効果で辛さを和らげる」と薦めている。

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/00354cbe6f19abfcc39d25f7d3aee818cc842ac8

みんなのコメント募集中

  • 激辛スナックで辛さを緩和するのに水を飲むのは効果が無く牛乳は効果はある(但し緩和具合には個人差がある)。あと料理系ならマヨネーズは間違いなく効果はある。 某TV局の某番組内企画で超激辛料理の完食を目指す芸能人を毎週のように見せているけど、健康に関するリスクを考えたら少しは考えたほうが良いと思っている。
  • 挑戦する人がいるからメーカーが作るのか、メーカーが作るから挑戦する人がいるのか答えは出ないですが、悶え苦しむほどの食べ物を口にして「美味しい」と味わえる事など無いのだから、メーカーも辛い物好きな人も良い加減にした方が良いよ。 日テレの番組内で辛い食べ物の早食いをしているけれど、顔を真っ赤にして青筋を立てて食べている姿は見るに耐えないよ。
  • 激辛料理は本当に気をつけたほうがいいです。 私もつい先日海外でよく分からず頼んだものが激辛料理で、残すのも悪いので何とか全て食べました。 すると翌日発熱があり、下痢と嘔吐が止まらず現地の病院へ行くことに。 食中毒かと思いましたが、ウイルスは検出されず、原因は激辛料理を食べた事との事でした。 慣れている人ならそんな事にはならないのかもしれませんが、激辛料理が好きというわけではないなら、無理をせず残した方がいいのだといい教訓になりました。
  • 激辛にしろ何にしろ、調味料やそれに類するものを使いすぎるのは良くないに決まっています。 塩でも砂糖でも醤油でもお酢でも、使いすぎれば味も悪いし健康にも害を与えます。 ですから、激辛というのもちゃんとガイドラインを作って「これ以上のものは健康に良くない」などと広めていった方が良いと思います。
  • 昔、海外旅行先のテイクアウトのカレー店にて、細かい種類や味などさっぱり分からないまま適当に買ったものが激辛でひどい目に合ったことがあります。 味が殆どわからないまま、次第と舌が痺れてくる感覚。物凄く辛いんだ、とようやく理解して水を飲んでも痺れが全く取れない中、いちばん効いた手段が「付け合わせのご飯を食べる」でした。 辛いもののニュースを見るたびあの時の舌の痺れを思い出します。身体に障るのも納得です。
  • カプサイシンはダイエット目的で摂る人もいます。辛味への耐性は個人差もあるので一概に危険とは言えないと思いますが、子供には簡単に手を出せない仕組みは必要ですね。 辛味を乳製品が和らげるのは、インド料理にラッシーという飲み物がある事でも分かりますね。伝統料理はちゃんと理にかなってる。

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