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>そもそもTurjanmaa氏はなぜMenuetOSを開発したのか。その当時、同氏はスクリプト言語を使って複数のWebページを巡回するということをしていたが、そのスクリプト言語の動作が遅いことに不満を持っていたらしい。同氏が購入した(所有する中では相対的に新しい)PCでもスクリプトの処理が猛烈に遅かったそうで、「だったらOSをアセンブラで書き直せば高速にできるはずだ」というのがMenuetOSの開発動機だそうである。「普通そうはならんやろ」と突っ込みたくなるのだが、2000年5月16日に最初のバージョンである16.5.2000が完成する。
>対応しているハードウェア◇はやや古いものが多いが、逆に言えばIntelのAtomベースの組み込み向けCPUなどでも十分なスピードで動作するという言い方もできる。QEMUやVirtualBoxなどでも動作するので、簡単に試せることも長所といえるだろう。
>さて、このMenuetOSから2004年にフォークする形で生まれたのがKolibriOSである(略)どうもMenuet OS Version 0.74あたりをベースにフォークした模様だ(略)ちなみにOSのサイズは73KBに収まったそうで、OSが丸ごとCPUのキャッシュに収まるレベルである(略)MenuetOSとKolibriOSはともにアクティブにアップデートされている。原稿執筆時点での最新リリースはMenuetOSが2024年3月、KolibriOSは2024年4月である。|