新型プレリュードで、スポーツ志向の若いユーザーを取り戻せ!
ホンダのプレスブリーフィングで三部社長が最後に紹介したのが、プレリュード コンセプトだった。発表前のクルマなのでコンセプトカーに位置づけられているが、クルマとしての完成度は発売間近といったイメージ。
普通のコンセプトカーにあるような絶対に市販できない要素などは、ほぼ盛り込まれておらず、ほとんどこのままでも市販できるのではないかというくらいの仕上がりだった。
2ドアクーペの外観スタイルは、見るからにすっきりした感じでかっこ良い。人によってはプリウスに似ているとの指摘もあるようだが、個人的にはそのようには思えなかった。強いていえばリヤがややポルシェ似というところか。
ホンダ プレリュードいえば、1978年に発売された初代モデルに始まり、1982年のフルモデルチェンジで登場して若者向けのデートカーとして大ヒットした2代目モデル、それを受け継いで1987年に登場した3代目と、ホンダ車の歴史に明確な足跡を残したクルマだ。
最近では、国内で売れるのは軽自動車とミニバンばかりになってしまったホンダだが、改めて若いスポーツ志向のユーザーを取り戻そうとする意欲が明確に示されている。
三部社長は「本格的な電動化時代へ向けて“操る喜び”を継承するホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆けとなるクルマ」としてプレリュードコンセプトを紹介していた。
搭載されパワートレーンは純電気自動車(BEV)ではなくホンダのハイブリッドであるe:HEVになるようだ。いずれにしても3ペダルではないようだが、e:HEVとしてどのようにスポーティな走りを表現してくるか注目の1台である。
<レポート:松下宏>
新型プレリュードの価格や発売時期を勝手に予想
そして、気になるのは、発売時期と価格。完成度の高さから、2024年には発売されるのでは? と、予想。
2.0Lのe:HEV搭載を搭載したとするならば、シビックe:HEVのクーペ版ともいえなくはない。シビックe:HEVの価格が約400万円であることや、500万円に近いとシビックタイプR並みになるので、新型プレリュードの価格は400~450万円の間では? と、予想してみた。
価格や発売時期は、あまり根拠の無い予想だが、新型プレリュードの早期登場に期待したい。
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