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物事を検討するためにデータを参照することは、今や当たり前のアプローチである。しかし「テキスト」が最も重要であった時代にはそうではなかった。そして、データを無視することは人類に多大な損失をもたらしてきた。 北里柴三郎と森鴎外の対立はデータ対テキストの闘いだった 日本近代医学の礎を築いた北里柴三郎はコッホの下で病原菌の研究をしていたが、同時期にベルリン留学中の軍医である森林太郎(後の鴎外)と学術論争を …