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東北大学は2024年2月27日、大阪大学との共同研究により、単一分子のみを用いて、異なる誘電応答性を示す結晶を作成することに成功したと発表した。 同研究では、お椀形状を持つ有機分子が平面状の遷移状態を経て、ひっくり返った構造に変換する「ボウル反転運動」を利用した。 研究グループは、お椀状分子のスマネンにフッ素原子を1つ導入したモノフルオロスマネン(FS)を合成した。固体中のスマネンはお椀が一方向に …