9月1日は防災の日ですが、年始に発生した能登半島地震や直近の「南海トラフ地震臨時情報」の影響により、今まさに国民の防災への意識が高まっているのではないでしょうか。
キッコーマンソイフーズが行った防災に関する意識調査によると、災害時の備蓄に対して、大変・手間だと感じる人が 92.6%もいることがわかりました。
キッコーマンソイフーズでは、普段から使用しているものやサービスを、日常時だけでなく災害時にも役立てるという“備えない防災”の考え方、『フェーズフリー防災』に注目。
女性や生活者の視点で 20年間防災を研究し、国内・海外の被災地で支援活動をしてきた経験から、防災対策について提唱している、危機管理教育研究所 代表 国崎 信江先生に簡単に取り入れられる『フェーズフリー防災』について伺いました。
危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー
国崎 信江先生
主な経歴
行政、企業、マンションなどのリスクマネジメントコンサルを行い、省庁の検討・審査委員や自治体の防災アドバイザーなどを務めている。
NHKラジオでは10年以上マイあさラジオ「暮らしの危機管理」のコーナーで情報提供するほか、多くのメディアで被災地の支援活動時の経験や防災防犯普及啓発を発信している。
防災・防犯の執筆・監修図書多数。https://www.kunizakinobue.com/
Topic①:日常的に使っているものを災害時にも役立てる 『フェーズフリー防災』
「災害が発生すると備えの必要性を感じる人は多いとは思いますが、日常時から防災を意識するのは難しいと思います。
そこで今注目されているのが、“備えない防災”と呼ばれる『フェーズフリー防災』です」と国崎先生。
【日常備蓄編】好きなものを備蓄しよう。お菓子や飲み物は心の栄養に!
災害時に届けられる物資はパンや米が多く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が摂りにくくなるため、ドライフルーツ、日持ちする野菜(じゃがいも・玉ねぎなど)、豆乳を常備しています。
【災害リュック編】詰め込み禁止!重たくてかさばるものはやめましょう!
いったん屋外に避難する場合は、ヘルメット、ヘッドライト、1日分の食事、応急手当用品など、必要最低限のものだけ。
屋外への避難の中でも、一時避難用と避難所での生活用の2通りの持ち出し品を用意するのもおすすめです。
在宅避難なら、ローリングストックしている日常備蓄を活用できます。
【外出先編】災害は在宅時とは限らない!外出時の災害発生にも備えよう!
私が持ち歩いているものは、救急時⽌⾎⽤パッド・モバイルバッテリー・ヘッドライト・⿊いポリ袋・携帯⽤簡易トイレ・ゼリー飲料・抗菌スプレー・液体ハミガキです。⿊いポリ袋は防寒はもちろん、座る時のシートにも活⽤できます。
【おうちDEキャンプ編】いざという時に落ち着いて行動するために予行練習をしておきましょう!
ライフラインが途絶えた時を想定して、一定時間、電気・ガス・水道を使わずに生活してみましょう。
Topic②:豆乳はローリングストックに最適!長期常温保存が可能で腹持ちが良い!
キッコーマン豆乳は、保存料や防腐剤を使わず完全密封の容器に無菌充填を行うことで、
開封前の状態で長期間の賞味期限を保っています。
普段から豆乳を常備しているという国崎先生に伺ったところ
「水は避難生活をする上でとても貴重となりますので、災害下で料理を煮込む際に水は使わないようにするなど工夫が必要なのです。
そのため、子どもならジュース、大人なら炭酸水・野菜ジュースなど普段から飲んでいるものを備えておくことも重要で、私は鍋などの料理にも使えて腹持ちの良い豆乳を常備しています」と教えてくれました。
Topic③:飲み物としても料理の食材としても活用可能!災害時は「鍋」がおすすめ!
理由として、停電して冷蔵庫内の温度が上がって食材が傷んでしまうという時に、多くの食材をそれぞれの相性に関係なく一度に大量に消費できるから。
水は避難生活の上でとても貴重となるので、災害下で料理を煮込む際に豆乳を使うなど水を使わないようにするなど工夫も重要!
Topic④:災害直後は炭水化物に偏りがち!たんぱく質を備蓄してバランスの取れた食事を工夫しよう!
「災害直後は届けられる物資が米やパンが多く、炭水化物に偏りがちになります。栄養が偏ることで疲れやすくなる、集中力や免疫力が低下するなど心身に影響するため、栄養バランスの取れた備蓄がおすすめです。
たんぱく質が不足すると特に高齢者は筋肉が衰えて運動機能が低下しやすくなりますので特に注意が必要です」とのこと。
たんぱく質は長期保存が可能な豆乳などで効率よく栄養バランスを摂ることが重要となるとのことです。
⻑期常温保存が可能な⾖乳を、お好みに合わせてローリングストックしよう!
キッコーマン⾖乳は、保存料や防腐剤を使わず完全密封の容器に無菌充填を⾏うことで、開封前の状態で⻑期間の賞味期限を保っています。
開封前(1,000ml はキャップを差し込む前)であれば常温(直射⽇光を避けた涼しい場所)で 180⽇保存可能です。
冷蔵販売されていたものでも、開封前なら賞味期限まで常温保存できます。
※開封後はフタを閉め冷蔵庫で保存し、2〜3⽇を⽬安にお飲みください。開封後は室温に放置せず速やかに冷蔵庫に⼊れてください。
Topic⑤:ガスコンロがあればできる!防災の時の豆乳/豆乳おからパウダーを活用したおすすめレシピ
▼調理器具はビニールひとつでお皿も不要!「豆乳蒸しパン」
材料名 分量(作りやすい分量)
ホットケーキミックス 150g
調製⾖乳 100ml
サラダ油 ⼤さじ 1/2
コーン ⼤さじ 2(約 30g)
ビニール袋(耐熱性) 1枚
※材料と⼀緒に、⾖乳おからパウダーを 50g ⼊れても良いです。
満⾜感が得られ腹持ちもさらに良くなります。
作り⽅
①ビニール袋(耐熱性)に材料を全て⼊れて袋ごと⼿でよく混ぜ合わせ、膨らむ分を残して⼝をしっかり結ぶ。
②フライパンか鍋にお湯を沸かし、①を⼊れてフタをし、やや弱⽕で 10分蒸し、上下を返してさらに 10分蒸す。
③余熱が取れたら結び⼝をハサミでカットして取り出す。
ポイント
蒸しパンが膨らむので少し余裕をとって結んでください。
ドライフルーツ、チョコなど加えてもよいです。
▼パスタを漬けておくことで茹で時間を短縮!ワンパン「豆乳漬けクリームパスタ」
材料名 分量(1 ⼈分)
スパゲッティ 100g
おいしい無調整⾖乳 400ml
【A】
顆粒コンソメ ⼩さじ 1
ミックスビーンズ 50g
ツナ 1 ⽸(70g)
塩、粗挽き⿊こしょう 各少々
乾燥パセリ 適宜
作り⽅
①スパゲッティは半分に折ってフライパンに⼊れ、無調整⾖乳を加えて 1時間ほど漬ける。
途中何回かほぐすようにかき混ぜる。
②①に【A】を⼊れて弱⽕にかけ、とろみがつくまでじっくり煮たら、塩、粗挽き⿊こしょうで味を調えて器に盛り、乾燥パセリをかける。
ポイント
乾燥野菜を使う場合はパスタを漬けるタイミングで⼊れてください。
Topic⑥:ローリングストック初心者でも簡単!豆乳/豆乳おからパウダーを活用したおすすめレシピ
▼消費期限が近づいたらいつものレシピにプラス︕「⾖乳⾁じゃが」
材料名 分量(約 1 ⼈分)
豚⼩間切れ⾁ 80g
じゃがいも〔ひと⼝⼤に切る〕 1/2 個
⽟ねぎ〔くし型切り〕 1/4 個
にんじん〔乱切り〕 30g
いんげん〔4cm ⻑さに切る〕 2 本
【A】
⽔ 100ml
麺つゆ(4 倍濃縮) ⼤さじ 2
調製⾖乳 100ml
サラダ油 ⼩さじ 1
作り⽅
①鍋に油を⼊れて中⽕で熱し、豚⾁を 1分炒め、じゃがいも、⽟ねぎ、にんじんを加えて 3分炒める。
②全体に油が回ったら、いんげんと【A】を加えて 8分煮る。
③野菜が柔らかくなってきたら弱⽕にし、調製⾖乳を加えて 5分煮て器に盛る。
ポイント
豚⼩間切れ⾁をサバ⽸で作ってもおいしいです。
サバ⽸の場合は野菜の後に⼊れてください。
▼包丁もまな板も不要!パックご飯できりたんぽができる!「豆乳汁きりたんぽ」
材料名 分量(約 1 ⼈分)
豚⼩間切れ⾁ 80g
じゃがいも〔ひと⼝⼤に切る〕 1/2 個
⽟ねぎ〔くし型切り〕 1/4 個
にんじん〔乱切り〕 30g
いんげん〔4cm ⻑さに切る〕 2 本
【A】
⽔ 100ml
麺つゆ(4 倍濃縮) ⼤さじ 2
調製⾖乳 100ml
サラダ油 ⼩さじ 1
作り⽅
①鍋に油を⼊れて中⽕で熱し、豚⾁を 1分炒め、じゃがいも、⽟ねぎ、にんじんを加えて 3分炒める。
②全体に油が回ったら、いんげんと【A】を加えて 8分煮る。
③野菜が柔らかくなってきたら弱⽕にし、調製⾖乳を加えて 5分煮て器に盛る。
ポイント
豚⼩間切れ⾁をサバ⽸で作ってもおいしいです。
サバ⽸の場合は野菜の後に⼊れてください。
▼余りがちな乾麺はおかずを一品足したい時の救世主!「乾麺の豆乳汁」
材料名 分量(約1⼈分)
そうめん
(細めの乾めんでも可)1/2 束
【A】
おいしい無調整⾖乳 300ml
顆粒だしの素 ⼩さじ 1/2
いわし⽔煮⽸ 60g
お好みの乾燥野菜 適量
作り⽅
①⼩鍋に【A】と乾燥野菜を⼊れて弱⽕で熱し、いわしとそうめんを加えて3分ほど煮る。
ポイント
春⾬を使っても良いです。
時間に余裕がある時は麺を別途下茹でしてから【A】に⼊れても良いです。
(情報提供: キッコーマン豆乳PR事務局)