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 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、国籍購入の表と裏について。

日本では不可だが重国籍が認められている国は少なくない(イメージ、dpa/時事通信フォト)

日本では不可だが重国籍が認められている国は少なくない(イメージ、dpa/時事通信フォト)

2004年、元北朝鮮工作員の疑いがある韓国籍で元貸金業80代男性の自宅から押収された北朝鮮、韓国、自分の写真を張った日本の偽造旅券(時事通信フォト)

【写真】偽造含めてパスポートが3種類

 * * *  日本のパスポートは世界でも最強、イギリスの調査会社ヘンリー&パートナーズが発表しているヘンリー・パスポート・インデックスというパスポートランキングで、世界199の国と地域のうち、2024年度、日本はフランスやドイツ、イタリアなどとともに1位になった。ランキングでは、事前にビザ申請なしで渡航できる国や地域の数を比較している。  日本のパスポートでビザなし渡航できるのは、世界227のうち194の国や地域。そんな最強のパスポートを持つ日本国民だが、是非とも他国の国籍が欲しいという人もいる。日本は二重国籍を認めていないが、在日外国人や帰化した人たちの中には前の国籍を返納せず、二重国籍状態の人達もいると聞く。昔は在日韓国人や在日朝鮮人のヤクザや、中国出身の犯罪組織がらみの人たちには、事件や問題を起こした時、すぐに逃げられるよう国籍を保持している者も多かったといわれる。日本人の成人は一人にひとつしか国籍がない前提のため、異なる国のパスポートを持つ人は、日本人ではないから別人、と出国審査で見過ごされる可能性が高くなる。  二重国籍を認めている国でも、ビザなし渡航できる国が少ないパスポートもあり、他国への出入国をスムーズにするため、別人になれるもう一つの国籍を取得する人もいる。まったく別人に偽装するのではなく、名前も生年月日も同じまま、国籍が違うだけの、もう一人の自分になれるという意味だ。彼らが使うのは国が販売する正規ルートだ。2020年9月4日付けの朝日新聞では、外国人でも国籍が買えるとして太平洋の島国バヌアツについて報じている。申請料は1人13万ドル(2024年現在のレートで約2100万円)。家族を含む場合は追加の申請料が必要だ。バヌアツは国として2017年に制度を導入しているため、国籍付与にあたり治安当局による犯罪歴などが審査される。国籍を購入しているのは中国本土や香港からの中国人。バヌアツのパスポートだと110か国にビザなしで入国できるという。  他にも人気なのは地中海に浮かぶ島国マルタだ。英語が公用語で通貨はユーロ、この国の国籍が取れればEU諸国間の往来は自由自在だ。国籍取得には約115万ユーロ(現在のレートで約2億円)かかる。内訳は政府に65万ユーロ、政府認可の投資に15万ユーロ、35万ユーロの不動産をマルタに所有する必要があるという。類似の制度を持つのがブルガリアやギリシャで、こちらはロシアや中東の金持ちが購入しているらしい。これらはすべて正規ルートだ。

国籍売買は10年ほど前の倍

 裏ルートはといえば、使うのはもっぱら訳ありの人達だ。その中で最近、問い合わせが増えてきたというのがカンボジアだ。カンボジアの弁護士事務所で、リーガルアドバイザーとして働く日本人S氏によると、コロナ禍が明け、海外への出入国がスムーズにできるようになり始めた頃から問い合わせが多くなってきたという。「カンボジアでは袖の下を払えばどんなことでもできる。当然国籍も売買されているが、以前よりだいぶ値上がりしている」とS氏はいう。その値段は「5000万円。10年ほど前に比べると倍になった感覚だ」。カンボジアという国の印象からすれば2000万円程度を予想したがかなり高額だ。  問い合わせてくる日本人はといえば「金はあるが、日本にいられなくなったような人たち」と話す。話の端々や入ってくる情報や噂などから、何で金を儲けたのか推測できるらしい。「ビットコインなどで儲けたのはいいがトラブルを起こし、東南アジア圏に逃げそのまま居ついたような人たち、特殊詐欺などで一財産作ったが、いつ誰に悪事が暴露されるかわからないので、安心して過ごせる場所が欲しいという20~40代の輩。仮想通貨を使ったマルチや詐欺で儲けた金で自由気ままに暮らしいんだろう」(S氏)  他にカンボジアには、貴族の称号が買えないかという問い合わせもあるとS氏は話す。カンボジアには王政があり、王室が付与する貴族階級”オクニャ”がある。政府に寄付をすると与えられるが「その額も跳ね上がった」とS氏はいう。「10年ほど前は10万ドル~20万ドル寄付すればよかったが、今は最低50万ドルが必要だ」。カンボジアの経済界に入り込むため、訳あり日本人が金で貴族の称号獲得を目論んでいるという。  金を持つ輩でもさすがに5000万円は高いと感じるのか、「問い合わせはあるが、まだ依頼はない」という。

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c1a302b71a23ca81e5b21d364982a60d18564f?page=1

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  • パスポートの信頼性が一番低かった中東の某国では、数百ドルで「本物のパスポート」が買えた。 米国TVの記者が実際に「購入した」ドキュメントニュースも放映されました。 パスポートがあれば外国では、そのパスポートの有効期間内は、そのパスポートの国の国籍があると同じことになる。 永久的な国籍を「買う」には高額なカネが必要だが、パスポートでなりすましをするならリズナーブルです。 ちなみに、日本人のオレオレ詐欺グループも、色々な国のパスポートを買っていることは、公然の秘密ですね。
  • カンボジアの貴族称号を買った日本人で有名なのはワールドメイトの教祖や後藤組の後藤隆政が有名ですね。
  • カンボジアはリタイアメントビザを取得して移住することが出来る
  • いろいろできるでしょう、お金があれば。
  • うちの猫も貴族になれますか?
  • 色々ありすぎて、怖いですね。
  • 「韓国のパスポートの世界ランキングは2位です」ドヤ顔…まあメイドイン日本製だからな何故1位じゃ無いのか?先進国じゃ無いかららしいね 海外では「ワタシニホンジンニダ!や「ワタシニホンジンアルヨ」が面白動画でUPしているけど旧メディアは見ないね

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