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AI最新ニュース情報・速報まとめ

  • Frontierスーパーコンピュータが世界最速を維持
  • Auroraが2位に浮上しつつも、エネルギー効率でFrontierに届かず
  • GREEN500リストでは新システムのJUPITERが首位に

独ドイツ・ハンブルグで開催されたISC 2024に合わせ、最新のTOP500リストが発表されました。
米国テネシー州にあるオークリッジ国立研究所のFrontierが、1.206エクサフロップスのHPLスコアを記録し、引き続き世界最強のスーパーコンピュータの座を保持しています。

しかし注目すべきは、Frontierが唯一のエクサフロップス級マシンではなくなったことです。
米イリノイ州アルゴンヌ国立研究所のAuroraが、前回の585.34ペタフロップスから倍増し、1.012エクサフロップスでランキング2位を維持しています。

他のトップ10に目を向けると、スイス国立スーパーコンピューティングセンターの新システムAlpsが、270ペタフロップスで6位に新登場した以外に大きな変動は見られませんでした。

興味深い変動が見られたのは、省エネランキングのGREEN500です。
JUPITER Exascale Development Instrument(JEDI)が、72.73ギガフロップス/ワットという高いエネルギー効率で1位に輝きました。

一方、Frontierのエネルギー効率は、56.97ギガフロップス/ワットで、GREEN500では11位に位置しており、その性能を称賛に値します。
その性能と比較すると、Auroraはエネルギー効率で先を越せず、GREEN500で41位となっています。

ハードウェアに関して、特にIntel Xeonプロセッサがトップ10システムの過半数を支配しています。
AMDのパフォーマンスもFrontier内のAMD MI250X GPUを通じて注目されていますが、全体的に見るとIntelが依然としてリードしています。

今回のリストからは、稼働して5年以上のシステムがトップ20内で20%も占めており、新たな強力なスーパーコンピュータの台頭が鈍化している傾向が見受けられます。

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おい、これってスーパーコンピュータってどうやって使うんだ?
エクサフロップスって言葉も出たけど、それって何のことだ?

スーパーコンピュータは、天気予報や病気の研究など、複雑な計算が必要なときに使われるよ。エクサフロップスっていうのは、1秒間に1000京回計算できる能力のことなんだ。すごい速さだよね。

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はい、ユータ、アヤカが言った通りだよ。
エクサフロップスは計算速度を示していて、スーパーコンピュータは難しい計算をサクサクこなすために使われるんだ。

さて、今回のニュースの要点はね、オークリッジのFrontierが相変わらず世界最速で、エクサフロップス級の性能を出してるということ。
それに次いで、Auroraもエクサフロップスに達してるけど、エネルギー効率ではFrontierに及ばないんだ。

エネルギー効率で注目すべきは、JUPITERがGREEN500でトップになったこと。
一方で、Frontierは11位に。

Intelのプロセッサがトップ10の多くを占めているけど、AMDもFrontierで評価されている。
最後に、上位のスーパーコンピュータの中には、もう5年以上動いているシステムもあって、新しい強力なマシンの登場が少し鈍っているみたいだね。