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今回はアブラハムの子の口コミ・評判を調査しました。

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アブラハムの子の歌詞が「怖い」との声はなぜ?

アブラハムの子はキャンプファイヤーの際などにも流れる曲として知られています。

小学生のころにクラスメイトと踊った記憶がある人も多いことでしょう。

明るい曲調と楽しいダンスで日本では知られているアブラハムの子ですが、一部では歌詞が怖いと言われることがあります。

なぜ怖いといわれてしまうのか、その理由は以下の通りです。

  • 歌詞が意味深
  • 歌詞の元は『旧約聖書』!実際のアブラハムの子たちは仲良く暮らしていない?

それぞれについて考察します。

差別的?歌詞が意味深

そもそもアブラハムの子が怖いと言われてしまうのは、その歌詞に原因があります。

アブラハムには7人の子 1人はのっぽであとはちび

みんな仲良く遊んでた さあ踊りましょう

(引用:アブラハムの子

ご存知の通り、上記の歌詞が繰り返されます。

歌詞自体は短いですが、だからこそ意味深で怖いと感じる人もいるようです。

またアブラハムの子の原曲はアメリカ童話のにあります。

さらに言えば、実は作曲・作詞も不明です。

日本には1970年代に伝わり、加藤孝広氏によって訳されました。

しかし実は原曲の歌詞や曲調とは異なる部分があります。

Father Abraham had many sons
Many sons had Father Abraham
I am one of them and so are you
So let’s all praise the Lord*
(父なるアブラハムは子だくさん
子だくさんの父なるアブラハム
私はその一人 あなたもその一人
さあ主を讃えましょう)

(引用:Father Abraham

原曲は原曲で宗教的な背景をうかがうことができます。

それもそのはずでアブラハムの子は旧約聖書がもとになっています。

そういった背景もあり、歌詞を深くとらえようとしてしまい、怖さを感じてしまうのかもしれません。

歌詞の元は『旧約聖書』!実際のアブラハムの子たちは仲良く暮らしていない?

上記で触れた通り、アブラハムの子は『旧約聖書』が元になっています。

そして『旧約聖書』では決して仲良く暮らしてめでたしめでたしではないのです。

そもそも歌詞にでてくるアブラハムとは、『旧約聖書』に登場する預言者アブラハムであると考えられます。

伝説では175歳まで生きたと言われる人物で、アブラハムにはサライという妻がいました。

しかしサライはなかなか子供を授かることができず、しかも高齢ということもあり、夫婦は半ば子供を諦めていましたが、そこに神のお告げがあります。

何とサライが子を授かるというもので、『旧約聖書』では90歳という高齢ながら第一子を授かります。

アブラハムは神のお告げに従い、サライとの第一子にイサクと名付け、その後、イサク以外に6人もの子宝に恵まれるのです。

伝説らしい物語ではありますが、実はアブラハムにはサライとの子以外にも奴隷に産ませた子供がいました。

つまりアブラハムの子は7人ではないのです。

8人目の子はイサクが生まれる前に生まれており、サライと8人目の母との不仲によって追い出されてしまっています。

歌詞の通り、仲良く暮らせていたわけではないということです。

さらにいるはずの子が歌詞ではなかったことにされているのも、愉快な曲調や明るい歌詞と反しており、怖さを感じます。

以上が、アブラハムの子の歌詞が怖いと言われてしまう理由です。

明るい歌詞と曲調に反する背景を知ると、違った印象を受けてしまうのでしょう。

アブラハムの子は放送禁止なの?

 

アブラハムの歌について調べてみると、「禁止」というワードがでてきます。

しかし調べたところ、アブラハムの歌は放送禁止にはなっていませんでした。

ではなぜ、アブラハムの歌について調べると禁止というワードが検索にでてしまうのか、理由としてはアブラムの歌の歌詞に原因があると考えられます。

アブラハムには7人の子 1人はのっぽであとはちび

みんな仲良く遊んでた さあ踊りましょう

(引用:アブラハムの子

歌詞の中にある「のっぽ」や「ちび」は差別用語です。

そのためNHK等で放送禁止歌として扱われるのではないかと考えられたのでしょう。

実際、放送禁止歌としてあげられている歌の中には、これも該当するのかという曲も存在し、日常で使われている言葉の中には意外と差別用語と言われている単語が存在しています。

そもそもアブラハムの子とは

 

アブラハムの歌は1970年代に日本で知られるようになり、今日では幼稚園や小学校、中学校などでキャンプファイヤーのやお遊戯の際のダンスの曲として知られています。

元々はアメリカの童謡「Father Abraham」が原曲であると考えられます。

また原作家は不明です。

1970年代に名古屋YMCAのリクリエーション・リーダー加藤孝広氏によって訳されました。

その後、子供たちのお遊戯やキャンプファイヤーの曲としてなぜ広まったのかは今のところよくわかっていません。

歌詞の意味も原作家が不明なため、明確にはわかっていませんが、アブラハムは旧約聖書に登場する預言者アブラハムとその子供たちである7人のことを歌っていると考えられています。(正妻によって追い出された庶子が存在するため、実際は8人)

アブラハムの子はどんな人に向いている?

アブラハムの子は以下のような人に向いています。

  • 童謡が好きな人
  • 耳に残る歌
  • お遊戯で遊んだことがある人
  • 歴史的背景が気になる人

アブラハムの子は元はアメリカの童謡が元になっています。

そのため童謡好きの人におすすめの曲です。

また歌詞自体は短いですが、その分耳に残る曲となっています。

さらに幼稚園や保育園、小学校などのお遊戯としてアブラハムの子を踊ったという人も多いことでしょう。

そのため懐かしさを感じる人も多いはずです。

一方で、アブラハムの子は旧約聖書をもとにして作られた曲と考えられています。

意味深の歌詞とその背景を知ることによって、懐かしさだけでなく、興味深い曲として聞くことができるでしょう。