もっと詳しく

中国でいま“国債バブル”が起きています。債券市場では、10年ものの国債を買う動きが強まって、7月に入って利回りが2.183%まで低下し、2000年以降で最も低い水準となりました。不動産不況で景気の先行きに不透明感が広がる中、行き場を失ったマネーが債券市場に流入。かつての日本経済のように長期停滞に陥る「日本化」と呼ばれる動きが、中国の金融市場でも始まったという見方が出ています。何が起きているのでしょうか。(中国総局記者 下村直人)