AMDのRyzen 9000 「Zen 5 」デスクトップCPUは、書類上では大きなアップグレードかもしれないが、ゲームではRyzen 7000X3D 「Zen 4 」チップがまだ王者になるようだ。
AMDは、Ryzen 9000 「Zen 5 」CPUはRyzen 7000X3D 「Zen 4 」チップに迫るが、より速くなるわけではないと述べている。
Zen 5アーキテクチャにより、AMDはRyzen 9000として知られる次世代高性能CPUのIPCを+16%向上させる。
同社は、インテルのフラッグシップCPUであるCore i9-14900Kに対して、マルチスレッド・アプリケーションで+56%という驚異的なリードを示し、ゲームでも+23%という堅実なリードを見せた。
しかし、Tom’s Hardwareのインタビューによると、既存のAMD Ryzen 7000X3Dチップを使用しているユーザーは、わざわざ次世代Non-X3Dパーツにアップグレードする必要はないようだ。
この情報は、AMDのシニア・テクニカル・マーケティング・マネージャーであるドニー・ウォリグロスキー（Donny Woligroski）氏によるもので、同氏は最近、Ryzen 9000X3D「3D V-Cache」CPUのクールでエキサイティングな変更点を強調した。
AMDは、Ryzen 5000X3DやRyzen 7000X3Dのように、X3Dパーツを後から発表する傾向があるため、Ryzen 9000 「X 」CPUを最初に発表することは予想されていた。
ドニーは、AMDのRyzen 9000 CPUは、自社のRyzen 7000X3Dチップに対して、競合他社よりも大きなアップグレードであるが、新しいSKUは大きな改善を提供しないか、あるいは速くならないかもしれないと述べている。
同氏は特に、わずかな差ではあるものの、「X3Dは依然として王者だ」と述べた。Ryzen 7000「X」CPUとRyzen 5000X3Dチップを比較すると、Zen 4アーキテクチャが大きく飛躍したため（5800X3D対7800X3D）、その差はかなり大きい。
現在、AMD Ryzen 9000シリーズでは、Ryzen 7000X3D CPUは依然としてリーダーシップゲーミングパフォーマンスを維持するが、両者の差は小さくなる。
また、Ryzen 9000は、Ryzen 7000X(X3D)SKUに対して、ゲーム以外のタスクでより優れた能力を発揮することができるだろう。
つまり、Ryzen 7000X3Dを現在のAMDプラットフォームにおけるハイエンドゲーミング性能のベースラインとし、AMD Ryzen 9000X3D CPUに期待される非常に優れた改善を加えることができる。
もちろん、バランスの取れた性能を重視するユーザーにとっては、Ryzen 9000 CPUは多くの価値を提供する。
特に、より高いTDPサポート、より優れたオーバークロック機能、より優れたマルチスレッド性能に関しては。
しかし、何よりもゲームを優先するユーザーにとっては、AMDがRyzen 9000X3D「3D V-Cache」CPUを発表するまで待つ方が良い決断だ。
これらのチップは、最新の報道では9月に発売される見込みなので、Zen 5コアを搭載した次のX3Dリリースを実際に見るのに、それほど長く待つ必要はないだろう。
解説：
Zen5はZen4X3Dよりゲーム性能は低い
まあX3Dとノーマル性能の差を考えると仕方ないのかなと思います。
Zen5はZen4のからのアップグレード組用ですね。
それもZen5X3Dが発売されれば価格が下がりますので待ったほうが良いと思います。
AMDのこの販売戦略は雑すぎて本当に意味不明です。(苦笑。
わたくしは4K60FPSモニターを使っているので特にX3Dにこだわっていません。
100FPS以上出るモニターを使っている方はこだわったほうが良いと思いますが、60FPSのモニターを使っている人はあまりこだわる必要はないのかなと思います。
CPUレンダリングなどをやっている人もX3Dは不要だと思います。
せっかく新製品の発売ですが、これでは盛り上がらないんじゃないかなーと思います。
X3Dを先に発売して、後からノーマルのほうが良いのではないでしょうか。
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